子どもの作文指導

 

適切な幼児教育は後の
人間形成において大変重
要であると考えています
が注意していただきたい
ことがあります。
幼児教育は完璧な育児や
教育を推奨するものでは
ないということです。


 ・愛情が第一を忘れない
 ・他の子どもと比較をしない
 ・完璧主義にならない
 ・結果を期待しすぎない
 ・ゆったりとした心を持つ
 子どもへの過剰な期待は
 親子共に大きなストレス
 になる可能性があります。
 ゆったりと構え、少しくら
 い上手くいかなくても
 「まぁ、いっか。」
 位に考えられることが幼
 児教育を続けられるポイ
 ントになります。 

子どもの作文指導 はやし浩司先生の「その他」の問題・悩みQ&A

はやし浩司先生●【YKさんからのメール】



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YKさんから、こんなメールが
届いています。

2月から、作文指導を始めたこ
とについての、ご意見+アルファ
です。

YKさん、メール、ありがとう
ございました。

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はやし先生 

こんにちは。
だいぶ春めいてきました。
今日は、小学校の体力づくり大会。
午前中は、その応援に行ってきました。

最近、BWで国語(作文)の指導が始まったようで
「やってくださるといいな〜」 と以前から思っていたので
「やったー!」 と
うれしくて仕方のない今日この頃です。
ありがとうございます。

先日のレッスンの後、R雄(弟)が、

R雄「なんか具合悪いみたい。熱を測ってみる。」 
と、帰ってくるなり、そんなことを言いました。

どうしたのかな?、と様子をうかがっていると

R雄「今日はちょっと張り切りすぎかな〜。」
母  「はっ?  何が?」
R雄「BWでさっ。」
母  「何やってきたの?」
R雄「まあ、いろいろとね。」   ピピピッ
   「熱、37.2°だ。」
母  「頭が痛い?」
R雄「う〜〜ん…わからない。」
母  「まあ、とりあえず、ご飯食べようか。
    その後、また熱を測ってみよう。」

母  「もしや、これは脳みそをたくさん使ったことによる
   知恵熱かな? 」
と、内心ちょっとワクワク(!?)してしまいました。

以前、先生のエッセイにあった、「レッスン後頭が熱い」の
まさに、その症状かもしれない、と、おもったのです。


一時間後
R雄「熱を測ってみたら36.1°だったよ。」
母  「きっと、BWで脳みそをマックスに使ったからじゃないの。」
父  「そうだ!そうだ! 脳みそは使えるだけ使うのがいいぞ。」


とにかく、張り切る。あわてる。調子づく。
がライフスタイルの息子なので…。
ホント、お世話になります。

KH子(姉)の方は、淡々とした毎日を送っているようです。
私からみると以前に比べ、とてもどっしりとして見えます。
二学期の「いじめ」のトラブルもいい感じで乗り越えました。
「自信」 と言うわけでもないのでしょうけれど
自分なりのリズムをしっかり守ろうとがんばっているのが
よくわかります。

いい、傾向だな。 と、感じています。
でも、もしかしてそれは母親の私がやっとKH子のいいところに
気づいた(認めた)のかもしれません。

この子のゆっくりとしたマイペース。
どうかすると、「怠けているんじゃないの。」と
見えてしまう態度に本当にイライラしたものでした。

少し前、洗濯物を一緒に干しながら、
母  「ママはね、ママ学校に行ったわけでもないし
    ママになっていいよ。って合格証書をもらったわけでもないけど
    あなたが、生まれたと同時にママになったのよね。」
   「だから、わからないことや間違っていることが一杯あると思うんだ。
    今まで、ごめんね。」
と、言ってみたのです。

KH子「??? 別に…。」
と、言いながらびっくりした顔をしました。

4歳になったばかりの次女を見ていると
今まで上の二人、とくにKH子にしてきた子育てが
どんなに自分(親)中心のリズムで振り回していたのかがよくわかります。

最近では、ちょっとしたトラブルがあっても
「あ〜誤差の範囲ね。」、と
かなり図太くなってきた私、自分自身驚いています。
「誤差」とは失礼な…と子どもたちは思うかもしれませんが…。

先日、食事をしているときにこんな会話をしました。
母   「KH子が、こんなにおもしろくなるとは思わなかったよ。」
KH子 「何、どうゆうこと?」
母   「そうね〜。例えて言うなら、トランプのカードが分けられて
    その内容がおもいのほかよくてワクワク。ゲームが楽しみ。って
    心境かな。」
KH子 「ふ〜ん。そう。」

KH子は、まんざらでもないニコニコ顔をしていました。
私の言いたいことはわかったようです。

「受験をしたい」と、自己主張したこと。
勉強ができるようになりたいと思い始めたこと。
自分自信の中での目標があること。
何より自分でやるようになったこと。

そして、勉強ができるようになってきたこと。

そんな前向きな様子に「おもしろくなってきた」という言葉が
私の中から自然と出てきたのだと思います。
もちろん、受験という当面の課題に向けていい下地ができてきた
という意味もあります。

親の子どもへの期待(要求)は本当に際限がないです。
正直なことを言えば、もっともっとという気持ちが無い
わけではありません。
もう少し上も行けるのでは…と。

でも、今は充分満足と思わなくては…と思っています。
だから、今のこの気持ちを忘れないように
と、思っています。

受験を迎えるこの一年は、KH子ではなく私(親)の
試練だと思っています。
どれだけ、子どもを信じ、子どもが心身ともに休めることのできる
雰囲気作りができるかが、私の受験(課題)です。

結果は、KH子のことを知らない試験官が決めることだからね。
合格すればもちろんうれしい。
でも否と出ても落胆することはない。
あなたの知らない人が決めたことよ。
と、そんなことを会話しています。

悔いの無いようにやれるだけやってみようね。

不安な自分と落ち着いた自分。
私の中には自分が二人いるみたいです。

これからもお世話になります。
よろしくお願いします。

**おたずね**

BWの新入生の募集がありますが年中さんからですよね。
次女(年少)が、姉・兄の行っているBWを夢の国のように思っています。
上の子を送っていくと車の中で大泣きなのですが…。
ダメ元で聞いていますので、ご無理なら気を使わずに断ってください。
年中から、お世話になろうと思っていますので。

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【はやし浩司よりYKさんへ】

 読むにつれて、楽しそうな家族の様子が伝わってきて、私もうれしくなりました。何かと暗い話
題がつづくこのごろ、YKさんからのメールを読んで、ほっとしました。ありがとうございました。

 さっそくですが、YKさんとわからないようにして、マガジン(R天日記)のほうで、YKさんのメー
ルを紹介させていただきたいのですが、よろしいでしょうか。どうか、ご了解ください。都合の悪
い点があれば、至急、お知らせください。改めます。

 で、作文指導ですが、これから先、少しずつもりあげていきたいと考えています。「ものを書く」
というのは、私にとっては、「生きる」ことです。そんな思いを、お子さんたちに伝えることができ
たら、うれしいです。

 で、この1週間、過去の著名な作家たちの文章を、筆写させてみたのですが、全員、1人の例
外もなく、喜んで従ってくれたのには、驚きました。指導を始める前は、「半分くらいの子どもは
いやがるだろうな」「そういう子どもは、どう指導しようかな」と、思い悩んでいました。が、結果
は、このとおりです。

 今日も、小3の子どもが、芥川龍之介の「蜘蛛の糸」を書き写してくれました。それを見なが
ら、私が、「日本で、これ以上、むずかしい文章はないから、これが書けるということは、君にと
っては、むずかしい文章は、もうないということだよ」と話してやりましたら、その子どもは、ニン
マリと、うれしそうに笑いました。

 この指導を、2か月前後つづけたあと、作文指導と、読書指導に入りたいと思っています。夏
前には、ワークブックを買いそろえ、受験準備をしたいと思っています。いろいろやりたいこと
がたくさんあって、頭の中を整理するのが、たいへんです。

 これからも、よろしくお願いします。

【補足】

 国語力は、読書に始まって、読書の終わる。が、それだけでは足りない。プラス、作文。

 しかし作文といっても、子どもにそれをさせると、すぐマンネリ化してしまう。よい例が日記。1
か月も書かせると、文章そのものが、ワンパターン化してしまう。もちろん内容も、だ。

 そこで私は「あったことを書くのではない。考えたことを書きなさい」と指導するが、これもま
た、うまくいかない。「考えたことを書く」という意味が、よく理解できないようである。

 そこで先月(1月)から、1クラスだけだが、交換ノートを始めた。最初、子どもたちは、「交換
日記〜イ?」と言ったが、交換日記ではない。私は「考えたことを書きなさい」と指示した。

 そしてよく考えて書いた文章には、大きな丸をつけてあげている。つまりこうして子どもたち
は、ほかの子どもの書いた文章と、自分の書いた文章を比較することによって、「考える」とい
うことはどういうことかを知る。子どもの先生は、実は、子どもである。

 ただ1つ問題がある。

 現在、ほとんどの学校では、この作文を、入試問題の柱にしている。それはそれでよいことな
のだが、作文指導というと、心のどこかで入試準備を意識してしまう。つまり、試験官に、迎合
するというか、コビを売るような指導を、どうしてもしてしまう。

 「暗い話は書くな」
 「明るく、さわやかな文章を書け」
 「きちんとした文章で書け」
 「漢字を多く使え」
 「脱字、誤字には、注意しろ」
 「おかしな記号や、マークは使うな」と。

 親たちも、そういう目的で、私に作文指導を願っているわけだから、つまり、私としては、スポ
ンサーの意向に逆らうことはできない。が、それが本当によいことなのかどうかというと、実は、
私にもわからない。

 だいたい、それを指導する、私の作文力はどうか?、という問題もある。私が下手(へた)で
は、子どもの指導など、できるはずもない。そういう意味では、今回の作文指導には、ある種の
緊張感を覚える。責任は重大、という緊張感である。

 YKさんへ、これからもがんばりますので、よろしくお願いします。


●子どもの問題・・・子どもに関する問題 ●親子の問題・・・親子に関する問題
●家庭の問題・・・夫婦家族に関する問題 ●その他・・・その他の問題


情報・画像の出展:はやし浩司先生

※このページの文章・及び画像の著作権は「はやし浩司」様が保有しています。
当サイトでは「はやし浩司」様のご厚意により許可を得て掲載させていただいております。


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