幼稚園へ行かない子ども

 

適切な幼児教育は後の
人間形成において大変重
要であると考えています
が注意していただきたい
ことがあります。
幼児教育は完璧な育児や
教育を推奨するものでは
ないということです。


 ・愛情が第一を忘れない
 ・他の子どもと比較をしない
 ・完璧主義にならない
 ・結果を期待しすぎない
 ・ゆったりとした心を持つ
 子どもへの過剰な期待は
 親子共に大きなストレス
 になる可能性があります。
 ゆったりと構え、少しくら
 い上手くいかなくても
 「まぁ、いっか。」
 位に考えられることが幼
 児教育を続けられるポイ
 ントになります。 

幼稚園へ行かない子ども  はやし浩司先生の子どもの問題・悩みQ&A

はやし浩司先生●Q:2週間程前に、長女と次女の事で相談のメールを送りました三重県のTTです。



 その後、今までは、主人の両親が車で3分のところに住んでいますので、次女は主人の義母
に預けて、義母が都合が悪い日は義父に見てもらっていたのですが、二人ともボランティアや
町内会の仕事などで忙しく、また幼稚園を休むようになってからは次女を一日中見てもらわなく
てはならなくて、それで疲れている様子も見られたので、先週から私の母が月曜から金曜まで
泊まりで来てくれています。1週間はそれで喜んでいた次女もやはりそろそろ「ママがいい!」と
言い始めています。それは、もうしょうがないことなんだと思っています。

 最近私は、長女の「学校へ行く」「行かない」の言葉に家族や祖父母までが振り回されてしま
っている、ということを思うようになりました。
 
 確かに学校へは行って欲しいですし、私が付いていくことで行けるのであればそれを続けた
いと、思っていました。また、そうしているうちに一人で行けるようになるなら、それまではと思っ
ていました。そして、私が教室にいなくても大丈夫になっているのだし、もう少し。。。と。  

でも、その為に妹や祖父母を巻き込んでしまってもいいのか?と思い始めました。長女が「学
校へ行く」「行かない」は本人の問題としてうけとめ、本人が決める事で、その事に私が振り回
されず、次女もいるので私は家にいた方がいいのではないか。 それで、今は行けている学校
へ行かなくなってしまっても、それはそれとして受け止めるしかないのではないのでは、と思うよ
うになりました。 でも、主人はそこまでは思えないようで、やはり学校で学び続けることを望ん
でいます。 それも解るのですが・・・はやしさんはどう思われますか?ぜひ、ご意見をお聞か
せ下さい。よろしくお願いします。

三重県TTより


A:拝復
メール、ありがとうございました。

この種の問題を考えるときは、
(1)どうにかなる問題と、
(2)どうにもならない問題の二つに分けて
考えます。
まず(2)のどうにもならない問題は何かということを
選り分けて、それについては、あきらめ、受け入れます。
それをまずはっきりと納得してください。

TTさんのばあい、協力的な義父母、それに母親が
いらっしゃるようなので、まずもって、たいへん
恵まれた環境にあることを忘れないでください。
多少ぎくしゃくすることがあるでしょうが、しかし
恵まれていることは事実です。

次に私のところへ寄せられる相談の中でもTTさんの
ケースは、軽いです。たいへん軽いケースです。
ですから、その程度の問題は多かれ少なかれ
どの家庭にもあると思ってください。外から見ると
どの家庭もうまく言っているように見えますが、
問題のない家庭はありませんよ。

さて本論ですが、不登校の問題は、とにかく
こじらせないこと。わかりやすく言えば無理をしない
こと。どこかに親や子どもを怒鳴りつけて不登校を
なおす(?)女性がいるそうですが、ああいった
やり方は邪道中の邪道です。今の状態をより悪く
しないことだけを考えて、とにかく心静かに対処します。
私のサイトの中に「不登校」がありますので、
どうかお読みください。
(実のところ、先週、私のパソコンにウィルスが入り、
鈴木さんのメールも含めて、すべて削除してしまい
鈴木さんの前回のメールをなくしてしまいました。
ですからもう一度、前回のメールを送って
ほしいと思っているような次第です。)

メールから察するに、あなたと義父母との関係は
どこかぎくしゃくしているように思います。
ひょっとしたら、あなたがあまり他人に心を
許さないタイプなのかもしれません。もう少し
心を許してみたらどうでしょうか。
巻き込んでしまってよいものかどうかという問題ではなく、
今は協力してもらうしかないと思います。
頭をさげて、あなた自身がすなおに助けを
請えばよいのです。「お父さん、お母さん
助けてください」とです。どこかであなたがへんに
がんばればがんばるほど、あなたも疲れますが
義父母も疲れますよ。

あなたのお母さんについても、そうですが、
「ママがいい」とのこと。そのあたりは、
だからといって、次女に問題がないようであれば、
受け入れてもらうしかないだろうと思います。
しっかりと説得すべきことは説得しながら、
事情を受け入れてもらうのです。もう
それが理解できる年齢にはなっていると
思います。

「長女が「学校へ行く」「行かない」は本人の問題としてうけとめ、本人が決める事で、その事に
私が振り回されず、次女もいるので私は家にいた方がいいのではないか。それで、今は行け
ている学校へ行かなくなってしまっても、それはそれとして受け止めるしかないのではないので
は、と思うようになりました。」とのこと。

……私もそう思います。本人がいちばん緊張状態にあることを
わかってあげましょう。この問題は、もう少し長い時間的経過をみながら
考えます。親は「3か月くらい」と思うかもしれませんが、私は一年単位
とみています。一年単位で気長に見るしかないのです。
サイトの「ポイント」(トップページより)のどこかに書いておきましたので
一度、お読みになっていただけませんか。

どちらにせよ、前回のメールをなくしてしまいましたので、
詳しくはお答えできません。ごめんなさい。
今日はこれで失礼します。



●子どもの問題・・・子どもに関する問題 ●親子の問題・・・親子に関する問題
●家庭の問題・・・夫婦家族に関する問題 ●その他・・・その他の問題


情報・画像の出展:はやし浩司先生

※このページの文章・及び画像の著作権は「はやし浩司」様が保有しています。
当サイトでは「はやし浩司」様のご厚意により許可を得て掲載させていただいております。


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