整理できるということ

整理できるということは?


整理とは、どういうことでしょうか?

また、皆さんは整理という言葉をどういう意味で捉えているのでしょうか?

「物を整える。」「収納する。」「片づける」という答えが帰ってくることがほとんどだと思います。
大まかに言えば「整理」は○○の意識を整える。「整頓」は場所や物の片付けなどに用いられているようです。


もちろんそういった意味もありますが、本当(大切な意味での)の整理とは「不要なものを取り除くこと」と言えます。不要なものを取り除くためには自分で「必要か(使うか)」「不要か(使わないか)」を判断しなければいけません。


子ども達にとって、整理をするということは、判断力・決断力を養うことにもなります。
これは長い目で見た時、非常に重要な意味を持ちます。


例えば、子ども達にとって、おもちゃは宝物です。
年齢と共に使わなくなったおもちゃでも、ずっととって置きたがるのも無理はありません。

使わなくなったおもちゃでも、「このおもちゃ、まだ使うかな?」と子どもに聞いたところで、「うん、まだ使う」という返事がくることは目に見えています。


でも、捨てられないからといって、ずっとおもちゃ箱に入れておくのは整理もできないばかりか、判断力も養うことができません。

まず、おもちゃ箱を全て出して、子ども自身に

1「今使うもの」
2「使わないもの」
3「使わないけど、捨てられないもの」

を判断して区別させます。

1だけ、おもちゃコーナーにしまいます。
2は処分。
3は一時保管場所として、一つの箱に入れ、子どもの見えない所にしまいます。

3は定期的(半年くらい)に捨てられるか捨てられないか確認してみると、案外捨てられるものが多くなることがあります。

このように子ども自身に判断をさせ、決断させることによって部屋がスッキリしてきます。

このような判断をいつも行っていると、大人になっても自然に区別・判断することができるようになり、片づけることが日常的にできるようになります。


「使う」「使わない」などの区別をしっかりさせていると片付けだけではなく、子ども達の精神面も変わってきます。

同じ友達への依存度が高いと言われている現代では、お友達にされて「なんか嫌だなぁ。」と思うことがあっても、

「この友達がいなくなったらどうしよう。。。」という漠然とした恐怖感などから、「イヤだ!」と言えず、無理して付き合っている子どもが多いようです。

これは、判断力と決断力が不足している子どもに多く見られます。


「たかが「整理」ができるかできないかで、そんなことになるの?」

と思うかもしれませんが、決して「たかが」ではありません。

毎日の生活の中で、しっかりと整理することを学んできた子どもは、正しい取捨選択ができるようになるので、
「必要」「不要」を正しく判断でき、しっかりと決断ができるようになります。

先ほどの件にしても、
「今は、この子と一緒に無理して付き合わなくてもいいかな?」と判断ができ、

「僕(私)はイヤだ。」としっかり断れる(決断できる)ようになります。

このような問題は、大人になっても充分にあり得ることです。


NOと言えない日本人などと言われていますが、現代のグローバル化社会ではこの判断力・決断力が非常に重要になってきています。
日本人の文化や美徳感も影響していますが、NOと言えず人の言いなりになってしまう大人にならないようにする第一歩として、毎日の「整理」を心がけて教育していくことが大切だと考えています。


※親が整理できていないのに、子どもには「きちんとしなさい」と口だけで言っても効果はありません。
子どもは親の姿を見て育ちます。

整理整頓は「しつけ」としてとても大切なことでもあります。

この毎日の「整理」を考えていくことは非常に大切なことなので、家族で一緒に考えていきましょう。




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