
子どもが育つ環境
最近、子ども達の目の輝きが薄れてきているような感じます。
その背景には情報化社会や何不自由なく育つ環境、核家族化による人との関わり合い不足に 問題があるのではないかと思っています。
子どもにとって現代社会は必ずしも良い環境とは言えません。
情報化社会は心の成長に不必要な情報までが大量に入ってしまい、子ども達から知的好奇心を奪い、体験せずとも、あたかも知っているような錯覚に陥らせてしまいます。
ゲームなども幼児期から当たり前に与えている家庭も多く、中には知的発達を考えられた物ゲームもあったり、知的好奇心を掻き立てる良い内容のものもありますが、親が内容をしっかり把握し、好ましくないものは与えないように注意しないといけません。
絶えずテレビがつけっぱなしの状態では子どもも何かに集中したり出来る訳はありません。
食事を摂りながらテレビを見る、何かをしながらテレビが目に入るという状況では思考力、集中力、判断力など様々な能力は育たなくなります。
我慢と環境
昔は半分強制的に我慢をさせられる環境にあったこともあり、キレる子どもという言葉もほとんど聞くことはありませんでした。
最近では、ほとんどの家庭が昔のお金持ち状態ですので、何不自由ない環境(我慢をする機会が非常に少ない)にあるため我慢する力が育ちにくくなってきています。
他人との関わり合いについても同様で、他人と関わる機会が少ないと、コミュニケーション能力や人と関われる力が育ちにくくなります。
他人と関わる力、我慢する力が育っていない子どもは他人とトラブルが起きたときにどう考えてよいのか分からなくなってしまいます。
我慢や、解決する術を多くの体験により学習してきていないと、トラブルが起きたときに突然爆発したり、人間関係において「あいつさえいなければいいんだ」という排他的な考えを起こしやすくなります。
子どもの問題に親が口を出しすぎることも問題です。
「モンスターペアレント」や「モンスター祖父母」なども大変な問題になっていて、子どもに過干渉で自己中心的な考えを持つ親や祖父母が多く見られるようになってきています。
また、「モンスターチルドレン」のように、セルフコントロールができず、自己中心的で理不尽な子どもに育ってしまう背景には、育ってきた環境が大きく影響していると思われます。
核家族と環境

人との関わり合いが難しい状況におかれてしまうケースが多いので、孤立してしまい自然に視線も外に向かわず、内側に向くようになって行きます。
人と向き合うことに自身が持てず、目線は下を向き目から輝きがなくなってきます。
子どもの目の輝きを失ってはいけません。
こんな悲しい状態にならないためにも親が様々な方向から自を見つめなおし、子どもと向き合うことで家族の大切な未来を守って行きましょう。

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