「参観は「動」と「静」を見る」 はやし浩司先生の育児・教育指導
よい授業かどうかは、「動」と「静」をみる。
「動」のときは、子どもたちが活発に意見を言ったり、笑ったりする。
「静」のときは、子どもたちが一転して静かに、黙々と作業をする。
そういう授業をよい授業という。またそういう指導ができる教師を、すぐれた教師という。
が、そうでない授業はそうでない。
そうでない教師はそうでない。「動」と「静」の区別がつかないばかりか、いつもダラダラと時間だけが過ぎていくといった感じになる。
もっともこういう「動」と「静」がはっきりとした、つまりメリハリのある授業をするということは、教師にとってもかなりたいへんなことで、それだけの準備と労力が必要である。
実際、小学校の低学年児を相手に、真剣に授業をしたら若い教師でもヘトヘトになる。
子どもたちのもつエネルギーは想像以上のものだし、もともと教育というのは、そういうもの。
こうした基準は、あなたの子どものおけいこ塾や学習塾を選ぶときにも応用できる。
さらに保育園や幼稚園を選ぶときにも応用できる。
私はこういう評論活動をしているため、よく「どこの幼稚園がいいですか」と聞かれる。
立場上、名前を出すことはできないが、一つの目安はある。
つぎのような点を見ると、よい保育園や幼稚園を選ぶことができる。
(1) ピカピカにみがかれたような園、子どものにおいがしない幼稚園は避ける。
(2) 園長がスーツを着て、職員室にふんぞりかえっているような幼稚園は避ける。
(3) やることだけは派手だが、ポリシーを感じない幼稚園は避ける。
反対によい園は、
(1) 現場の先生たちが生き生きしている園。
(2) 休み時間になると、子どもたちが先生のまわりに集まってワイワイと喜んでいる幼稚園。
(3) いたるところに子どものにおい(落書きや、いたずら、遊具など)がプンプンとする園。
(4) 子どもの視線で見て、どこか楽しさを覚える幼稚園。
(5) 園長が作業服などを着て、率先して指導している園。
以上あくまでも参考的意見として。
はやし浩司先生の育児・幼児教育コーナー4
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情報・画像の出展:はやし浩司先生
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【はやし浩司先生のプロフィール】
1947年岐阜県生まれ。
金沢大学法文学部法学科卒業。
日豪経済員会給費留学生として、オーストラリアメルボン大学ロースクール(法学院)研究生、三井物産社員、幼稚園教師を経て、浜松市にてBW(ブレイン・ワーク)教室、幼児研究所を設立。
独自の哲学・教育論をもとに幼児教育の実践を行っています。
現在は教育評論家として、ホームページやブログ、メルマガ、ユーチューブ等を利用しながら執筆活動に専念しています。
●著書に「子育て最前線のあなたへ」(中日新聞社)、「おかしな時代のまともな子育て論」(リヨン社・2002年3月発行)、「ドラえもん野比家の子育て論」(創芸社)など、30冊余り。
うち4冊は中国語にも翻訳出版されています。
「まなぶくん幼児教室」(学研)、「ハローワールド」(創刊企画・学研)などの無数の市販教材も手がけ、東洋医学、宗教論の著書も計8冊出版されています。
●教育評論家、現在浜松市伝馬町でBW教室主催。
●現在は、インターネットを中心に活動中。
メルマガ・オブ・ザ・イヤー受賞(08)、
電子マガジン読者数・計3000人(09)、ほか。
「BW公開教室」を、HP上にて、公開中。
(HPへは、「はやし浩司」で検索、「最前線の子育て論byはやし浩司」より。)
過去の代表的な著書
・・・などなど30冊余り出版されています。