悪筆、言ってなおらず

 

「悪筆、言ってなおらず」 はやし浩司先生の育児・教育指導

 はやし浩司先生年長児くらいになると、子どもの悪筆が目立ってくる。

小学校へ入ると、さらにそれがはっきりとわかるようになる。
手の運筆能力が固定化してくるためと考えられる。
その運筆能力は、子どもに丸(○)を描かせてみるとわかる。


運筆能力のある子どもは、きれいな、つまりスムーズな丸を描くことができる。
そうでない子どもは、多角形に近いぎこちない丸を描く。(縦線を描くときと横線を描くときは、指、手、手首の動きは基本的に違う。違うことは一度、自分で縦線と横線を描き、それらがどう変化するかを観察してみるとわかる。さらに丸を描くときは、これからがきわめて複雑な動きをするのがわかる。つまりきれいな丸を描くというのは、それだけたいへんということ。)


 悪筆が目立ってくると、親はすぐ、「書道教室へ」と考えるが、これは誤解。
そもそも運筆能力のない子どもに書道をならわせると、見た目にはきれいな文字を書くようになるが、今度は時間ばかりかかって、先へ進めなくなってしまう。


学校の授業でも、先生が黒板に文字を書く速さについていけない子どもはいくらでもいる。
以前、M君(小二男児)がいた。文字はきれいだが、とにかく遅い。

皆が書き終わっても、まだノロノロと書いている。
そこである日、私はきつく注意した。「はやく書きなさい!」と。

とたんM君ははやく書くようになったが、私はその文字を見て心底驚いた。
文字がめちゃめちゃだったのだ。しかしそれがM君の本来の文字だった。


 運筆能力を養うためには、塗り絵がよい。
塗り絵をしながら、子どもは運筆能力を養う。その塗り絵で訓練すると、こまかい四角や丸い部分を、いろいろな線を使って塗りつぶそうとする。
そうなればしめたもの。(塗り絵になれていない子どもは、横線なら横線ばかりで色を塗ろうとするから、線があちこち飛び出したりする。)

文字の学習に先立って、子どもには塗り絵をさせる。あとあと文字がきれいに書けるようになる。


 なおクレヨンと鉛筆のもち方は基本的に違う。
クレヨンは3本の指でつかむようにしてもつ。鉛筆は、親指とひとさし指でつかみ、中指でうしろから支えるようにしてもつ。(だからといってそれが正しいもち方ということにはならないが……。)

鉛筆を使い始めたら、一度正しいもち方を教えるとよい。
ちなみに年長児で、鉛筆を正しくもてる子どもは約50%。クレヨンをもつようにしてもつ子どもが、30%。残りの20%は、きわめて変則的なもち方をするのがわかっている(筆者調査)。


はやし浩司先生の育児・幼児教育コーナー9
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【はやし浩司先生のプロフィール】

はやし浩司先生1947年岐阜県生まれ。

金沢大学法文学部法学科卒業。
日豪経済員会給費留学生として、オーストラリアメルボン大学ロースクール(法学院)研究生、三井物産社員、幼稚園教師を経て、浜松市にてBW(ブレイン・ワーク)教室、幼児研究所を設立。

独自の哲学・教育論をもとに幼児教育の実践を行っています。

現在は教育評論家として、ホームページやブログ、メルマガ、ユーチューブ等を利用しながら執筆活動に専念しています。

●著書に「子育て最前線のあなたへ」(中日新聞社)、「おかしな時代のまともな子育て論」(リヨン社・2002年3月発行)、「ドラえもん野比家の子育て論」(創芸社)など、30冊余り。

うち4冊は中国語にも翻訳出版されています。

「まなぶくん幼児教室」(学研)、「ハローワールド」(創刊企画・学研)などの無数の市販教材も手がけ、東洋医学、宗教論の著書も計8冊出版されています。

●教育評論家、現在浜松市伝馬町でBW教室主催。

●現在は、インターネットを中心に活動中。

メルマガ・オブ・ザ・イヤー受賞(08)、

電子マガジン読者数・計3000人(09)、ほか。

「BW公開教室」を、HP上にて、公開中。

(HPへは、「はやし浩司」で検索、「最前線の子育て論byはやし浩司」より。)

過去の代表的な著書

子育て格言ママ100賢1子育て格言ママ100賢子育て格言ママ100賢子育てはじめの一歩

子どもの心・100の育て方目で見る漢方診断クレヨンしんちゃん 野原家の子育て論子育てストレスが子どもをつぶす

ドラえもーん・野比家の子育て論 子育て最前線のあなたへ受験に克つ子育て法ポケモン・カルト―あなたの子どもがあぶない!

・・・などなど30冊余り出版されています。

はやし浩司先生のHP・ブログ

はやし浩司のホームページ はやし浩司先生のメインサイトです。
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きっと先生の優れた教育感、人間味溢れる魅力をお分かりいただけると思います。
はやし浩司の書籍 先生が執筆をした過去の原稿をダウンロードして読めます。

読者の相談ページや進学問題、パパママの子育て診断ページもあります。

最前線の子育て論byはやし浩司(メルマガ版) メルマガ版「最前線の子育て論byはやし浩司」は2007年10月、
60000誌の中で、TOP-ONEに評価され、2008年のメルマガオブザイヤーを受賞しています。

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最前線の育児論byはやし浩司(Biglobe−Blog) 最前線の育児論のブログです。
子育てや教育について様々な視点・角度で執筆されています。

主に先生の哲学者的な内容を見ることができます。
しかし、先生は博識ですね〜。
お孫様のかわいい画像と、日記、教育論を掲載しています。

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