「伸びる子ども、伸び悩む子ども」 はやし浩司先生の育児・教育指導
「あなたはどんどん伸びる」「あなたはすばらしい子になる」と。
そんな前向きな暗示が子どもを伸ばす。
実際、前向きに伸びていく子どもは、やや自信過剰なところがあり、挫折しても、それを乗り越えてさらに前に進んでいく力をもっている。そういう意味でも、この時期、とくに幼児期から少年少女期にかけては、子どもはやや自信過剰なほうが、あとあとすばらしい子どもになる。
反対に子どもの「力」をつぶしてしまう親がいる。
力というより、伸びる芽をつんでしまう。過関心や過干渉など。
親はよく、「生まれつき……」という言葉を使うが、生まれつきそうであるかどうかは、神様でもわからない。(それとも、あなたは赤ちゃんを見て、それがわかるというのだろうか?)そういう子どもにしたのは、親自身にほかならない。
そこで伸びる子どもと、そうでない子どもを分けると、つぎのようになる。
伸びる子ども……ものごとに攻撃的かつ積極的。
「やる」「やりたい」という言葉が、子どもの口からよく出る。
現実感が強く、ものの考え方が実利的になる。頼れるのは自分だけというような考え方をする。ほしいものがある。目の前にはお金がある。
こういうときセルフコントロールができ、自分の行為にブレーキをかけることができる。
自制心が強く、そのお金には手を出さない。将来性のある創造的な趣味をもつ。
たとえば「お金をためて楽器を買う。その楽器でコンクールに出る」「友だちの誕生日のプレゼント用に、船の模型を作る」など。前向きに伸びようとする。
伸び悩む子ども……ものごとに防衛的かつ消極的。
「いやだ」「つまらない」という言葉が多い。
ものの考え方が非現実的になり、空想や神秘的なものにあこがれや期待を抱いたりする。
一時的な快楽を求める傾向が強く、趣味も退行的かつ非生産的。
たとえば意味もないカードやおもちゃをたくさん集める、など。
もらった小遣いも、すぐ使ってしまう。衝動性が強くなり、ほしいものに対して、ブレーキをかけられない。盗んだお金で、ほしいものを買っても、欲望を満足させたという喜びのほうが強く、悪いことをしたという意識がない。
はやし浩司先生の育児・幼児教育コーナー6
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情報・画像の出展:はやし浩司先生
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【はやし浩司先生のプロフィール】
1947年岐阜県生まれ。
金沢大学法文学部法学科卒業。
日豪経済員会給費留学生として、オーストラリアメルボン大学ロースクール(法学院)研究生、三井物産社員、幼稚園教師を経て、浜松市にてBW(ブレイン・ワーク)教室、幼児研究所を設立。
独自の哲学・教育論をもとに幼児教育の実践を行っています。
現在は教育評論家として、ホームページやブログ、メルマガ、ユーチューブ等を利用しながら執筆活動に専念しています。
●著書に「子育て最前線のあなたへ」(中日新聞社)、「おかしな時代のまともな子育て論」(リヨン社・2002年3月発行)、「ドラえもん野比家の子育て論」(創芸社)など、30冊余り。
うち4冊は中国語にも翻訳出版されています。
「まなぶくん幼児教室」(学研)、「ハローワールド」(創刊企画・学研)などの無数の市販教材も手がけ、東洋医学、宗教論の著書も計8冊出版されています。
●教育評論家、現在浜松市伝馬町でBW教室主催。
●現在は、インターネットを中心に活動中。
メルマガ・オブ・ザ・イヤー受賞(08)、
電子マガジン読者数・計3000人(09)、ほか。
「BW公開教室」を、HP上にて、公開中。
(HPへは、「はやし浩司」で検索、「最前線の子育て論byはやし浩司」より。)
過去の代表的な著書
・・・などなど30冊余り出版されています。