子どもへの過干渉

 

「子どもへの過干渉」 はやし浩司先生の育児・教育指導

 はやし浩司先生 口うるさいことを過干渉と誤解している人がいるが、口うるさい程度なら、それほど子どもに影響はない。

過干渉が過干渉として問題になるのは、

(1)親側に、情緒的な未熟性があるとき。
親の気分で、子どもに甘くなったり、反対に極端にきびしくなったりするなど。

とらえどころのない親の気分は、子どもの心を不安にする。
ばあいによっては、子どもの心を内閉させ、さらにひどくなると萎縮させる。年中児(満五歳児)でも、大声で笑えない子どもは、10人のうち、1〜2人はいる。


 親が子どもを過干渉にする背景には、子育て全体にわたる不安や不満がある。
そしてさらにその背景には、何らかの「わだかまり」があることが多い。

望まない結婚であったとか、望まない子どもであったとか、など。妊娠や出産時の心配や不安、さらには生活苦や夫への不満がわだかまりになることもある。
このわだかまりが形を変えて、子どもへの過干渉となる。


言いかえると、子どもに過干渉を繰り返すようであれば、そのわだかまりが何であるかを知る。
問題はわだかまりがあることではなく、そのわだかまりに気がつかないまま、わだかまりに振りまわされること。同じパターンで同じ失敗を繰り返すこと。

わだかまりは、あなたの心を裏からあやつる。これがこわい。


 過干渉児の特徴としては、

(1)子どもらしいハツラツさが消え、ハキのない子どもになる。(反対に粗放化するタイプの子どももいるが、このタイプの子どもは、親の過干渉をたくましくやり返した子どもと考えるとわかりやすい。よくあるケースとしては、兄が萎縮し、弟が粗放化するというケース。)

(2)自分で考えることが苦手になり、ものの考え方が極端になったり、かたよったりするようになる。常識ハズレになり、してよいことと悪いことの区別がつかなくなるなど。薬のトローチを飴がわりになめてしまうなど。

(3)心が萎縮してくると、さまざまな神経症を発症し、行動ものろくなる。また仮面をかぶるようになり、いわゆる「何を考えているかわからない子」といった感じになる。


 過干渉タイプの人は、まず自分の情緒を安定させること。

『親の情緒不安、百害あって一利なし』と心得る。

が、それより大切なことは、子どもをもっと信ずること。
子どもというのは、なるようにしかならないものだが、同時に、何もしないでもちゃんと育っていくもの。
昔の人は『親の意見とナスビの花は、千にひとつもアダ(ムダ)がない』と言ったが、これをもじると、『親の不安とナズビの茎は、千に一つも役立たない』となる。

あなたが不安に思ったところで、子どもは悪くなることはあっても、よくなることは何もない。



はやし浩司先生の育児・幼児教育コーナー5
NO’97〜NO’120
不登校は前兆をとらえる 今を生きる
教師言葉は裏から読む 子どもの集中力
よい先生、悪い先生 受験競争の魔力
温室から出ると風邪をひく 10%のニヒリズム
死は厳粛に 小食で困ったら、冷蔵庫をカラに
読解力と国語力 常識は静かに引き出す
自慢は要注意 個性とは
子どもは自慢せよ 赤ちゃんがえりを甘く見ない
今を懸命に生きる 子どもを叱れない親
生きる誇り 温室育ちは風邪をひきやすい
恐怖症は心の発熱 日本人と親意識
疑わしきは罰する 子どもへの過干渉

NO’1〜NO’24 NO’73〜NO’96 NO’145〜NO’168
NO’25〜NO’48 NO’97〜NO’120 NO’169〜NO’192
NO’49〜NO’72 NO’121〜NO’144 NO’193〜NO’216
NO’217〜NO’240 NO’241〜NO’264 NO’265〜NO’282
NO’283〜NO’292


情報・画像の出展:はやし浩司先生

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【はやし浩司先生のプロフィール】

はやし浩司先生1947年岐阜県生まれ。

金沢大学法文学部法学科卒業。
日豪経済員会給費留学生として、オーストラリアメルボン大学ロースクール(法学院)研究生、三井物産社員、幼稚園教師を経て、浜松市にてBW(ブレイン・ワーク)教室、幼児研究所を設立。

独自の哲学・教育論をもとに幼児教育の実践を行っています。

現在は教育評論家として、ホームページやブログ、メルマガ、ユーチューブ等を利用しながら執筆活動に専念しています。

●著書に「子育て最前線のあなたへ」(中日新聞社)、「おかしな時代のまともな子育て論」(リヨン社・2002年3月発行)、「ドラえもん野比家の子育て論」(創芸社)など、30冊余り。

うち4冊は中国語にも翻訳出版されています。

「まなぶくん幼児教室」(学研)、「ハローワールド」(創刊企画・学研)などの無数の市販教材も手がけ、東洋医学、宗教論の著書も計8冊出版されています。

●教育評論家、現在浜松市伝馬町でBW教室主催。

●現在は、インターネットを中心に活動中。

メルマガ・オブ・ザ・イヤー受賞(08)、

電子マガジン読者数・計3000人(09)、ほか。

「BW公開教室」を、HP上にて、公開中。

(HPへは、「はやし浩司」で検索、「最前線の子育て論byはやし浩司」より。)

過去の代表的な著書

子育て格言ママ100賢1子育て格言ママ100賢子育て格言ママ100賢子育てはじめの一歩

子どもの心・100の育て方目で見る漢方診断クレヨンしんちゃん 野原家の子育て論子育てストレスが子どもをつぶす

ドラえもーん・野比家の子育て論 子育て最前線のあなたへ受験に克つ子育て法ポケモン・カルト―あなたの子どもがあぶない!

・・・などなど30冊余り出版されています。

はやし浩司先生のHP・ブログ

はやし浩司のホームページ はやし浩司先生のメインサイトです。
子育て・幼児教育など、先生が実践されてきた内容が凝縮されています。
きっと先生の優れた教育感、人間味溢れる魅力をお分かりいただけると思います。
はやし浩司の書籍 先生が執筆をした過去の原稿をダウンロードして読めます。

読者の相談ページや進学問題、パパママの子育て診断ページもあります。

最前線の子育て論byはやし浩司(メルマガ版) メルマガ版「最前線の子育て論byはやし浩司」は2007年10月、
60000誌の中で、TOP-ONEに評価され、2008年のメルマガオブザイヤーを受賞しています。

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最前線の育児論byはやし浩司(Biglobe−Blog) 最前線の育児論のブログです。
子育てや教育について様々な視点・角度で執筆されています。

主に先生の哲学者的な内容を見ることができます。
しかし、先生は博識ですね〜。
お孫様のかわいい画像と、日記、教育論を掲載しています。

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