教師は聖職者か?

 

適切な幼児教育は後の人間形成において大変重要であると考えていますが注意していただきたいことがあります。
幼児教育は完璧な育児や教育を推奨するものではないということです。


 ・愛情が第一を忘れない
 ・他の子どもと比較をしない
 ・完璧主義にならない
 ・結果を期待しすぎない
 ・ゆったりとした心を持つ 

子どもへの過剰な期待は親子共に大きなストレスになる危険性あります。
ゆったりと構え、少しくらい上手くいかなくても「まぁ、いっか。」に考えられることが幼児教育を続けられるポイントになります。

教師は聖職者か?  はやし先生の子育て応援

 はやし浩司先生知性(大脳新新皮質)と、生命維持(間脳の視床下部ほか)とは、つねに対立する。いざとな ったら、どちらが優位にたつのか。また優位なのか。わかりやすい例で言えば、性欲がある。


 この性欲をコントロールすることは、不可能? よく聖職者や出家者は、禁欲生活をするというが、禁欲などできるものではないし、またそれをしたところで、あまり意味はない。知性(大脳新新皮質)の活動が、すばらしくなるということはない。

もともと脳の中でも、機能する部分が違う。(性行動そのものは、ホルモン、つまり男性はアンドロゲンで、女性はエストロゲンとプロゲステロンによって、コントロールされている。)あるいはホルモンをコントロールすれば、性行動そのものもコントロールできることになるが、それは可能なのか。いや、可能かどうかを論ずるよりも、コントロールなどする必要はない。性欲があるから、聖職者や出家者として失格だとか、性欲がないから失格でないと考えるほうが、おかしい。

 私はよく生徒たちに、「先生はスケベか?」と聞かれる。そういうとき私は、「君たちのお父さんと同じだよ。お父さんに聞いてみな」と言うようにしている。同性愛者でないことは事実だが、性欲はたぶんふつうの人程度にはあると思う。

が、大切なことは、ここから先。その性欲を、日常生活の中でうまくコントロールできるかどうかということ。これについては、まさに「知性」がからんでくる。もっと言えば、「性的衝動」と、「行動」の間には、一定の距離がある。この距離こそが、知性ということになる。

 ひとつの例だが、夏場になると、あらわな服装で教室へやってくる女子高校生がいる。(最近は高校生をほとんど教えていないが、以前は教えていた。)そういう女生徒が、これまた無頓着に、胸元を広げて見せたり、あるいは目の前で大きくかがんだりする。そういうとき目のやり場に困る。で、ある日、そのとき私より三〇歳くらい年上の教師にそれを相談すると、その教師はこう言った。「いやあ、そういうのは見ておけばいいのですよ」と。

 一見、クソまじめに見える私ですらそうなのだから、いわんや……。この先は書けないが、ともかくも、私は過去において、性欲は自分なりにコントロールしてきた。だからといって知性があるということにはならないが、しかしこんなことはある。

 私は二〇代のころは、幼稚園という職場で母親恐怖症になってしまった。また職場はもちろんのこと、講演にしても九九%近くは女性ばかりである。そういう環境で三〇年以上も仕事をしてきたため、多分、今の私なら、平気で混浴風呂でも入れると思う。

つまり平常心で、風呂の中で世間話ができると思う。(実際にはしたことがないが……。)とくに相手を、「母親」と意識したとき、その人から「女」が消える。これは自分でも、おもしろい現象だと思う。長い前置きになったが、よく「教師は聖職者か」ということが話題になるが、私はこうした議論そのものが、ナンセンスだと思う。

母親が育児ノイローゼになるとき 善玉依存心、悪玉依存心
母親がアイドリングするとき  短絡的な子育て法
保守的な人々 バーチャルリアリィティの世界(ショートストーリィ)
肩書き社会、日本 見えない過去
夫に不満? 子を思う、親心
男女平等 自然教育について
ワールドカップに思う 自然教育について(2)
教師は聖職者か? 自然教育について(3)
古い世代との対立 ゆがんだ自然観
スパルタ方式への疑問 日本の常識、世界の非常識
人生の後悔 日本の常識、世界の非常識(2)
薬物の使用は個人の自由? 「♪おくふろさん」論
NO’1〜NO’24 NO’121〜NO’144 NO’241〜NO’264
NO’25〜NO’48 NO’145〜NO’168 NO’265〜NO’288
NO’49〜NO’72 NO’169〜NO’192 NO’289〜NO’300
NO’73〜NO’96 NO’193〜NO’216
NO’97〜NO’120 NO’217〜NO’240


情報・画像の出展:はやし浩司先生

※このページの文章・及び画像の著作権は「はやし浩司」様が保有しています。
当サイトでは「はやし浩司」様のご厚意により許可を得て掲載させていただいております。

Yahoo!ブックマークに登録 このエントリーをはてなブックマークに追加 Clip to Evernote


【はやし浩司先生のプロフィール】

はやし浩司先生1947年岐阜県生まれ。

金沢大学法文学部法学科卒業。
日豪経済員会給費留学生として、オーストラリアメルボン大学ロースクール(法学院)研究生、三井物産社員、幼稚園教師を経て、浜松市にてBW(ブレイン・ワーク)教室、幼児研究所を設立。

独自の哲学・教育論をもとに幼児教育の実践を行っています。

現在は教育評論家として、ホームページやブログ、メルマガ、ユーチューブ等を利用しながら執筆活動に専念しています。

●著書に「子育て最前線のあなたへ」(中日新聞社)、「おかしな時代のまともな子育て論」(リヨン社・2002年3月発行)、「ドラえもん野比家の子育て論」(創芸社)など、30冊余り。

うち4冊は中国語にも翻訳出版されています。

「まなぶくん幼児教室」(学研)、「ハローワールド」(創刊企画・学研)などの無数の市販教材も手がけ、東洋医学、宗教論の著書も計8冊出版されています。

●教育評論家、現在浜松市伝馬町でBW教室主催。

●現在は、インターネットを中心に活動中。

メルマガ・オブ・ザ・イヤー受賞(08)、

電子マガジン読者数・計3000人(09)、ほか。

「BW公開教室」を、HP上にて、公開中。

(HPへは、「はやし浩司」で検索、「最前線の子育て論byはやし浩司」より。)

過去の代表的な著書

子育て格言ママ100賢1子育て格言ママ100賢子育て格言ママ100賢子育てはじめの一歩

子どもの心・100の育て方目で見る漢方診断クレヨンしんちゃん 野原家の子育て論子育てストレスが子どもをつぶす

ドラえもーん・野比家の子育て論 子育て最前線のあなたへ受験に克つ子育て法ポケモン・カルト―あなたの子どもがあぶない!

・・・などなど30冊余り出版されています。

はやし浩司先生のHP・ブログ

はやし浩司のホームページ はやし浩司先生のメインサイトです。
子育て・幼児教育など、先生が実践されてきた内容が凝縮されています。
きっと先生の優れた教育感、人間味溢れる魅力をお分かりいただけると思います。
はやし浩司の書籍 先生が執筆をした過去の原稿をダウンロードして読めます。

読者の相談ページや進学問題、パパママの子育て診断ページもあります。

最前線の子育て論byはやし浩司(メルマガ版) メルマガ版「最前線の子育て論byはやし浩司」は2007年10月、
60000誌の中で、TOP-ONEに評価され、2008年のメルマガオブザイヤーを受賞しています。

先生の素晴らしい教育・子育て論を見てみて下さい。

当サイトでも掲載させていただいている記事が盛りだくさんです。
最前線の育児論byはやし浩司(Biglobe−Blog) 最前線の育児論のブログです。
子育てや教育について様々な視点・角度で執筆されています。

最前線の子育て論byはやし浩司 (ヤフーブログ) 最前線の子育て論(ヤフーブログ版)です。
教育に対して様々な情報を掲載しています。
主に先生の哲学者的な内容を見ることができます。
しかし、先生は博識ですね〜。
お孫様のかわいい画像と、日記、教育論を掲載しています。

Yahoo!ブックマークに登録 このエントリーをはてなブックマークに追加 Clip to Evernote