適切な幼児教育は後の人間形成において大変重要であると考えていますが注意していただきたいことがあります。
幼児教育は完璧な育児や教育を推奨するものではないということです。
・愛情が第一を忘れない
・他の子どもと比較をしない
・完璧主義にならない
・結果を期待しすぎない
・ゆったりとした心を持つ
子どもへの過剰な期待は親子共に大きなストレスになる危険性あります。
ゆったりと構え、少しくらい上手くいかなくても「まぁ、いっか。」に考えられることが幼児教育を続けられるポイントになります。
事例(2)……心を解き放て! はやし浩司先生の教育アドバイス
今、人知れず、家庭内宗教戦争を繰り返している家庭は多い。
たいていは夫が知らない間に、妻がどこかのカルト教団に入信してしまうというケース。
しかし一度こうなると、夫婦関係は崩壊する。
価値観の衝突というのはそういうもので、互いに妥協しない。
実際、妻に向かって「お前はだれの女房だ!」と叫んだ夫すらいた。
その妻が明けても暮れても、「K先生、K先生」と言い出したからだ。夫(41歳)はこう言う。
「ふだんはいい女房だと思うのですが、基本的なところではわかりあえません。人生論や哲学的な話になると、『何を言ってるの』というような態度をして、私を無視します」と。では、どうするか?
宗教にもいろいろある。しかしその中でも、カルトと呼ばれる宗教には、いくつかの特徴がある。
排他性(他の思想を否定する)、情報の遮断性(他の思想を遮断する)、組織信仰化(個人よりも組織の力を重要視する)、迷信性(外から見ると?と思うようなことを信ずる)、利益論とバチ論(信ずれば得をし、離れるとバチが当ると教える)など。
巨大視化(自説を正当化するため、ささいな事例をことさらおおげさにとらえる)を指摘する学者もいる。
信仰のし方としては、催眠性(呪文を繰り返させ、思考能力を奪う)、反復性(皆がよってたかって同じことを口にする)、隔離性(ほかの世界から隔離する)、布教の義務化(布教すればするほど利益があると教える)、献金の奨励(結局は金儲け?)、妄想性と攻撃性(自分たちを批判する人や団体をことさらおおげさに取りあげ、攻撃する)など。
その結果、カルトやその信者は、一般社会から遊離し、ときに反社会的な行動をとることがある。
極端なケースでは、ミイラ化した死体を、「まだ生きている」と主張した団体、毒ガスや毒薬を製造していた団体、さらに足の裏をみて、その人の運命や健康状態がわかると主張した団体などがあった。
人はそれぞれ、何かを求めて信仰する。
しかしここで大切なことは、いくらその信仰を否定しても、その信仰とともに生きてきた人たち、なかんずくそのドラマまでは否定してはいけないということ。
みな、それぞぞれの立場で、懸命に生きている。
その懸命さを少しでも感じたら、それについては謙虚でなければならない。
「あなたはまちがっている」と言う必要はないし、また言ってはならない。
私たちがせいぜいできることといえば、その人の立場になって、その人の悲しみや苦しみを共有することでしかない。
冒頭のケースでも、妻が何かの宗教団体に身を寄せたからといって、その妻を責めても意味はない。
なぜ、妻がその宗教に身を寄せねばならなかったのかというところまで考えてはじめて、この問題は解決する。「妻が勝手に入信したことにより、夫婦関係が破壊された」と言う人もいるが、妻が入信したとき、すでにそのとき夫婦は崩壊状態にあったとみる。
そんなわけで夫が信仰に反対すればするほど、夫婦関係はさらに崩壊する。
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【はやし浩司先生のプロフィール】
1947年岐阜県生まれ。
金沢大学法文学部法学科卒業。
日豪経済員会給費留学生として、オーストラリアメルボン大学ロースクール(法学院)研究生、三井物産社員、幼稚園教師を経て、浜松市にてBW(ブレイン・ワーク)教室、幼児研究所を設立。
独自の哲学・教育論をもとに幼児教育の実践を行っています。
現在は教育評論家として、ホームページやブログ、メルマガ、ユーチューブ等を利用しながら執筆活動に専念しています。
●著書に「子育て最前線のあなたへ」(中日新聞社)、「おかしな時代のまともな子育て論」(リヨン社・2002年3月発行)、「ドラえもん野比家の子育て論」(創芸社)など、30冊余り。
うち4冊は中国語にも翻訳出版されています。
「まなぶくん幼児教室」(学研)、「ハローワールド」(創刊企画・学研)などの無数の市販教材も手がけ、東洋医学、宗教論の著書も計8冊出版されています。
●教育評論家、現在浜松市伝馬町でBW教室主催。
●現在は、インターネットを中心に活動中。
メルマガ・オブ・ザ・イヤー受賞(08)、
電子マガジン読者数・計3000人(09)、ほか。
「BW公開教室」を、HP上にて、公開中。
(HPへは、「はやし浩司」で検索、「最前線の子育て論byはやし浩司」より。)
過去の代表的な著書
・・・などなど30冊余り出版されています。