適切な幼児教育は後の人間形成において大変重要であると考えていますが注意していただきたいことがあります。
幼児教育は完璧な育児や教育を推奨するものではないということです。
・愛情が第一を忘れない
・他の子どもと比較をしない
・完璧主義にならない
・結果を期待しすぎない
・ゆったりとした心を持つ
子どもへの過剰な期待は親子共に大きなストレスになる危険性あります。
ゆったりと構え、少しくらい上手くいかなくても「まぁ、いっか。」に考えられることが幼児教育を続けられるポイントになります。
親しみのもてる子ども はやし浩司先生の教育アドバイス
こちらが親切にしてあげたり、やさしくしてあげると、その親切や、やさしさがそのまま、スーッと心の奥深くまで染み込んでいくのがわかる子どもがいる。そういう子どもを、一般に、「親しみのもてる子ども」という。
一方、そういう親切や、やさしさがどこかではね返されてしまうのを感ずる子どももいる。
ものの考え方が、ひねくれていたりする。
私「今日は、いい天気だね」、子「今日は、いい天気ではない。あそこに雲がある」、私「雲があっても、いい天気だよ」、子「雲があるから、いい天気ではない」と。
親しみのもてる子どもとそうでない子どもの違いは、要するに心が開いているかどうかということ。
心が開いている子どもは、当然のことながら、心の交流ができる。その心の交流が、互いの親近感をます。そうでなければそうでない。
そこであなたとあなたの子どもの関係はどうだろうか。
あなたは自分の子どものことを、親しみのもてる子どもと思っているだろうか。それともどこかわけのわからない子どもと思っているだろうか。こんなチェックテストを用意してみた。
(1) あなたの子どもは、あなたの前で、したいことについて、「したい」と言い、したくないことについては、「いやだ」と、いつもはっきりと言う。言うことができる。
(2) あなたの子どもはあなたに対して、子どもらしい自然な形で、スキンシップを求めてきたり、甘えるときも、子どもらしい甘え方をしている。甘えることができる。
(3) あなたの子どもが何かを失敗し、それをあなたが注意したり叱ったとき、子どもがなごやかな言い方で、「ごめんなさい」と言う。またすなおに自分の失敗を認める。
この三つのテストで、「そうだ」と言える子どもは、あなたに対して心が開いているということになる。
そうであれば問題はないが、そうでなければ、あなたの子どもへの接し方を反省する。
「私は親だ」式の権威主義、ガミガミと価値観を押しつける過干渉、いつもピリピリと子どもを監視する過関心など。さらに深刻な問題として、あなた自身が子どもに対して心を開いていないばあいがある。
子どものことで、見え、メンツ、世間体を気にしているようであれば、かなり危険な状態であるとみてよい。
さらに子どもに対して、ウソをつく、心をごまかす、かっこうをつけるなどの様子があれば、さらに危険な状態であるとみてよい。
あなたという親が子どもに心を開かないで、どうして子どもに心を開けということができるのか。
子どもの心が見えなくなったら、子どもの心が閉じていると考える。
「うちの子は何を考えているかわからない」「何をしたいのかわからない」「何かを聞いてもグズグズしているだけで、はっきりしない」など。この状態が長く続くと、親子の関係は必ず断絶する。
もしそうなればなったで、それこそ、子育ては大失敗というもの。
親しみのもてる子どもを考えるときには、そういう問題も含まれる。
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情報・画像の出展:はやし浩司先生
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【はやし浩司先生のプロフィール】
1947年岐阜県生まれ。
金沢大学法文学部法学科卒業。
日豪経済員会給費留学生として、オーストラリアメルボン大学ロースクール(法学院)研究生、三井物産社員、幼稚園教師を経て、浜松市にてBW(ブレイン・ワーク)教室、幼児研究所を設立。
独自の哲学・教育論をもとに幼児教育の実践を行っています。
現在は教育評論家として、ホームページやブログ、メルマガ、ユーチューブ等を利用しながら執筆活動に専念しています。
●著書に「子育て最前線のあなたへ」(中日新聞社)、「おかしな時代のまともな子育て論」(リヨン社・2002年3月発行)、「ドラえもん野比家の子育て論」(創芸社)など、30冊余り。
うち4冊は中国語にも翻訳出版されています。
「まなぶくん幼児教室」(学研)、「ハローワールド」(創刊企画・学研)などの無数の市販教材も手がけ、東洋医学、宗教論の著書も計8冊出版されています。
●教育評論家、現在浜松市伝馬町でBW教室主催。
●現在は、インターネットを中心に活動中。
メルマガ・オブ・ザ・イヤー受賞(08)、
電子マガジン読者数・計3000人(09)、ほか。
「BW公開教室」を、HP上にて、公開中。
(HPへは、「はやし浩司」で検索、「最前線の子育て論byはやし浩司」より。)
過去の代表的な著書
・・・などなど30冊余り出版されています。