ずる休みの勧め

 

適切な幼児教育は後の人間形成において大変重要であると考えていますが注意していただきたいことがあります。
幼児教育は完璧な育児や教育を推奨するものではないということです。


 ・愛情が第一を忘れない
 ・他の子どもと比較をしない
 ・完璧主義にならない
 ・結果を期待しすぎない
 ・ゆったりとした心を持つ 

子どもへの過剰な期待は親子共に大きなストレスになる危険性あります。
ゆったりと構え、少しくらい上手くいかなくても「まぁ、いっか。」に考えられることが幼児教育を続けられるポイントになります。

ずる休みの勧め はやし浩司先生の育児アドバイス

happy advice 

「学校は行かねばならないところ」と考えるのは、まちがい。

私たち日本人は明治以後、徹底してそう教育を受けているから、「学校」という言葉に独特の響きを感ずる。
先日もテレビを見ていたら、戦場の跡地でうろうろしている子ども(10歳くらい)に向かって、「学校はどうしているの?」と聞いていたレポーターがいた(アフガニスタンで、02年4月)。


その少し前も、そのシーズンになると、海がめの卵を食用に採取している子どもたちが紹介されていた。
南米のある地域の子どもたちだった。その子どもたちに向かっても、レポーターが「学校は行かなくてもいいの?」(NHKテレビ)と。


 日本人は子どもを見れば、すぐ「学校」「学校」と言う。うるさいほど、そう言う。
しかしそういう国民性が、一方で、子どもをもつ親たちをがんじがらめにしている。

先日も子どもの不登校で悩んでいる親が相談にやってきた。
そこで私が「学校なんか、行きたくなければ行かなくてもいいのに」と言うと、その親は目を白黒させて驚いていた。「そんなことをすれば休みグセがつきませんか」とか、「学校の勉強に遅れてしまいます」とか。

しかし心配はご無用。


 学校へ行くから学力や知力がつくということにもならないし、行かないから学力や知力がつかないということもない。さらにその子どもの人間性ということになると、学校はまったく関係ない。

むしろ幼稚園児のほうが、規則やルールをよく守る。正義感も強い。
それが中学生や高校生なると、どこかおかしくなってくる。

「スリッパを並べてくれ!」などと頼もうものなら、即座に、「どうしてぼくがしなければいかんのか!」という声がはね返ってくる。人間性そのものがおかしくなる子どもは、いくらでもいる。


 そこでずる休みの勧め。
ときどき学校はサボって、家族で旅行すればよい。私たち家族もよくした。

平日にでかけると、たいていどこの遊園地も行楽地もガラあきで、のんびりと旅行することができた。
またそういうときこそ、「子どもを教育しているのだ」という充実感を味わうことができた。

よく「そんなことをすれば、サボりぐせがつきませんか?」と心配する人がいた。が、それも心配ご無用。
たいていその翌日、子どもたちはすがすがしい表情で学校へでかけていった。ウソだと思うなら、あなたも一度、試してみるとよい。


こういう話を読んで、目を白黒させている人ほど、一度、勇気をだしてサボってみるとよい。
あなたも明治以後体をがんじがらめにしている束縛の鎖を、少しは解き放つことができるかもしれない。


ずる休みの勧め 子どもを使うということ
コンピュータウィルス 三つの失敗
子どもの世界(1) 断絶とは
子どもの世界(2) 親子の断絶の三要素、(1)リズムの乱れ
老いては子に従え 親子の断絶の3要素、(2)価値観の衝突
ノーブレイン 親子の断絶の三要素、(3)信頼関係の喪失
プラス型とマイナス型 親子のリズムを取り戻すために(1)
親が子育てで行きづまるとき 親子のリズムを取り戻すために(2)
親が子育てでいきづまるとき(2) 価値観の衝突を防ぐにはどうするか(1)
マザコン人間 価値観の衝突を防ぐにはどうするか(2)
親は絶対か? 子どもを信ずるということ(1)
親孝行論 子どもを信ずるということ(2)
NO’1〜NO’24 NO’121〜NO’144 NO’241〜NO’264
NO’25〜NO’48 NO’145〜NO’168 NO’265〜NO’288
NO’49〜NO’72 NO’169〜NO’192 NO’289〜NO’300
NO’73〜NO’96 NO’193〜NO’216
NO’97〜NO’120 NO’217〜NO’240


情報・画像の出展:はやし浩司先生

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【はやし浩司先生のプロフィール】

はやし浩司先生1947年岐阜県生まれ。

金沢大学法文学部法学科卒業。
日豪経済員会給費留学生として、オーストラリアメルボン大学ロースクール(法学院)研究生、三井物産社員、幼稚園教師を経て、浜松市にてBW(ブレイン・ワーク)教室、幼児研究所を設立。

独自の哲学・教育論をもとに幼児教育の実践を行っています。

現在は教育評論家として、ホームページやブログ、メルマガ、ユーチューブ等を利用しながら執筆活動に専念しています。

●著書に「子育て最前線のあなたへ」(中日新聞社)、「おかしな時代のまともな子育て論」(リヨン社・2002年3月発行)、「ドラえもん野比家の子育て論」(創芸社)など、30冊余り。

うち4冊は中国語にも翻訳出版されています。

「まなぶくん幼児教室」(学研)、「ハローワールド」(創刊企画・学研)などの無数の市販教材も手がけ、東洋医学、宗教論の著書も計8冊出版されています。

●教育評論家、現在浜松市伝馬町でBW教室主催。

●現在は、インターネットを中心に活動中。

メルマガ・オブ・ザ・イヤー受賞(08)、

電子マガジン読者数・計3000人(09)、ほか。

「BW公開教室」を、HP上にて、公開中。

(HPへは、「はやし浩司」で検索、「最前線の子育て論byはやし浩司」より。)

過去の代表的な著書

子育て格言ママ100賢1子育て格言ママ100賢子育て格言ママ100賢子育てはじめの一歩

子どもの心・100の育て方目で見る漢方診断クレヨンしんちゃん 野原家の子育て論子育てストレスが子どもをつぶす

ドラえもーん・野比家の子育て論 子育て最前線のあなたへ受験に克つ子育て法ポケモン・カルト―あなたの子どもがあぶない!

・・・などなど30冊余り出版されています。

はやし浩司先生のHP・ブログ

はやし浩司のホームページ はやし浩司先生のメインサイトです。
子育て・幼児教育など、先生が実践されてきた内容が凝縮されています。
きっと先生の優れた教育感、人間味溢れる魅力をお分かりいただけると思います。
はやし浩司の書籍 先生が執筆をした過去の原稿をダウンロードして読めます。

読者の相談ページや進学問題、パパママの子育て診断ページもあります。

最前線の子育て論byはやし浩司(メルマガ版) メルマガ版「最前線の子育て論byはやし浩司」は2007年10月、
60000誌の中で、TOP-ONEに評価され、2008年のメルマガオブザイヤーを受賞しています。

先生の素晴らしい教育・子育て論を見てみて下さい。

当サイトでも掲載させていただいている記事が盛りだくさんです。
最前線の育児論byはやし浩司(Biglobe−Blog) 最前線の育児論のブログです。
子育てや教育について様々な視点・角度で執筆されています。

最前線の子育て論byはやし浩司 (ヤフーブログ) 最前線の子育て論(ヤフーブログ版)です。
教育に対して様々な情報を掲載しています。
主に先生の哲学者的な内容を見ることができます。
しかし、先生は博識ですね〜。
お孫様のかわいい画像と、日記、教育論を掲載しています。

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