キレる子どもについて

 

適切な幼児教育は後の人間形成において大変重要であると考えていますが注意していただきたいことがあります。
幼児教育は完璧な育児や教育を推奨するものではないということです。


 ・愛情が第一を忘れない
 ・他の子どもと比較をしない
 ・完璧主義にならない
 ・結果を期待しすぎない
 ・ゆったりとした心を持つ 

子どもへの過剰な期待は親子共に大きなストレスになる危険性あります。
ゆったりと構え、少しくらい上手くいかなくても「まぁ、いっか。」に考えられることが幼児教育を続けられるポイントになります。

キレる子どもについて  はやし浩司先生の育児応援

 はやし浩司先生文部科学省が、「キレる子どもの生育歴に関する研究」を発表した(〇二年六月)。それによ れば、「突発的に暴力をふるうなど、キレた子どもの八割近くに、過保護や行き過ぎた干渉、放任といった家庭での不適切な対応があったことがわかった」という。


 その研究によれば、こうした子どもたちの性格は、(1)耐性欠如型(ささいなことにがまんできないタイプ)、(2)不満型(おとなしく目立たないが、不満をためこむタイプ)、(3)攻撃型(衝動的で自制心に欠けるタイプ)の三つに分類されたという。そしてその割合は、つぎのようであったという(キレたと思われる子ども、六五四件について調査。うち男子の報告例が、五七四人で全体の88%)。

    耐性欠如型……70%
    不満型……  30%
    攻撃型……  42% 

 で、生育状況を類型化したところ、つぎのようになったという。

 不適切な養育態度(全体の76%)……過度の統制(きびしすぎるしつけ)……19%
                 ……過保護……14%
                 ……放任 ……15%

 さらに六割を超える子どもに、「家庭での緊張感」がみられ、その内訳は、
                 ……両親の離婚……25%
                 ……両親の不仲……13%
                 ……本人と家族の不仲……16%

 また家庭内での暴力、体罰を受けたケースも、全体の24%にのぼり、また全体の四分の一の子どもに、孤立やいじめなどの「友人関係の問題」がみられたという。興味深い点は、「耐性欠如型では、子どもを過度に統制しようとする母親と、育児に無関心な父親という組み合わせが多い」「不満型では、幼少期は『いい子』だが、そののち、不満型になる」という点を指摘していること。

 こうした分類方法は、子どもの世界を「上」からみる人が好んで用いる手法である。(明治時代、動植物学というと、その分類が主体であった。その手法の範囲を一歩も出ていない。)しかし実際には、現場ではまったくといってよいほど、役にたたない。

たとえば「学習面で遅れの目立つ子どもを、愚鈍型(私は「ぼんやり型」と呼んでいる。この言葉は好きではない)、発育不良型(知育の発育そのものが遅れているタイプ)、活発型(多動性があり、学習に集中できない)などに分けて考えるのに似ている(教育小辞典)。だからどうなのかという部分が、まるで浮かびあがってこない。「分類するのは簡単だが、では実際、指導してみたらいかがでしょうか」ということになる。キレる子どもを考えるには、もっと別の手法を使うべきである。

夫婦の別称制度 家庭での学習指導のコツ
マザコン型人間 肩書き社会
マザコン・テスト いびつな行動
いかに子離れするか 自閉文化
代償的不満 消息
臨機応変に行動する リストラ
タレントの世界 自分を知るバロメーター
言葉教育 水戸黄門論
東京文化 講演について
誇大視化 キレる子ども
子どもの人権 キレる子どもの原因?
私の政治信条 己こそ、己のよるべ
NO’1〜NO’24 NO’121〜NO’144 NO’241〜NO’264
NO’25〜NO’48 NO’145〜NO’168 NO’265〜NO’288
NO’49〜NO’72 NO’169〜NO’192 NO’289〜NO’300
NO’73〜NO’96 NO’193〜NO’216
NO’97〜NO’120 NO’217〜NO’240


情報・画像の出展:はやし浩司先生

※このページの文章・及び画像の著作権は「はやし浩司」様が保有しています。
当サイトでは「はやし浩司」様のご厚意により許可を得て掲載させていただいております。

Yahoo!ブックマークに登録 このエントリーをはてなブックマークに追加 Clip to Evernote


【はやし浩司先生のプロフィール】

はやし浩司先生1947年岐阜県生まれ。

金沢大学法文学部法学科卒業。
日豪経済員会給費留学生として、オーストラリアメルボン大学ロースクール(法学院)研究生、三井物産社員、幼稚園教師を経て、浜松市にてBW(ブレイン・ワーク)教室、幼児研究所を設立。

独自の哲学・教育論をもとに幼児教育の実践を行っています。

現在は教育評論家として、ホームページやブログ、メルマガ、ユーチューブ等を利用しながら執筆活動に専念しています。

●著書に「子育て最前線のあなたへ」(中日新聞社)、「おかしな時代のまともな子育て論」(リヨン社・2002年3月発行)、「ドラえもん野比家の子育て論」(創芸社)など、30冊余り。

うち4冊は中国語にも翻訳出版されています。

「まなぶくん幼児教室」(学研)、「ハローワールド」(創刊企画・学研)などの無数の市販教材も手がけ、東洋医学、宗教論の著書も計8冊出版されています。

●教育評論家、現在浜松市伝馬町でBW教室主催。

●現在は、インターネットを中心に活動中。

メルマガ・オブ・ザ・イヤー受賞(08)、

電子マガジン読者数・計3000人(09)、ほか。

「BW公開教室」を、HP上にて、公開中。

(HPへは、「はやし浩司」で検索、「最前線の子育て論byはやし浩司」より。)

過去の代表的な著書

子育て格言ママ100賢1子育て格言ママ100賢子育て格言ママ100賢子育てはじめの一歩

子どもの心・100の育て方目で見る漢方診断クレヨンしんちゃん 野原家の子育て論子育てストレスが子どもをつぶす

ドラえもーん・野比家の子育て論 子育て最前線のあなたへ受験に克つ子育て法ポケモン・カルト―あなたの子どもがあぶない!

・・・などなど30冊余り出版されています。

はやし浩司先生のHP・ブログ

はやし浩司のホームページ はやし浩司先生のメインサイトです。
子育て・幼児教育など、先生が実践されてきた内容が凝縮されています。
きっと先生の優れた教育感、人間味溢れる魅力をお分かりいただけると思います。
はやし浩司の書籍 先生が執筆をした過去の原稿をダウンロードして読めます。

読者の相談ページや進学問題、パパママの子育て診断ページもあります。

最前線の子育て論byはやし浩司(メルマガ版) メルマガ版「最前線の子育て論byはやし浩司」は2007年10月、
60000誌の中で、TOP-ONEに評価され、2008年のメルマガオブザイヤーを受賞しています。

先生の素晴らしい教育・子育て論を見てみて下さい。

当サイトでも掲載させていただいている記事が盛りだくさんです。
最前線の育児論byはやし浩司(Biglobe−Blog) 最前線の育児論のブログです。
子育てや教育について様々な視点・角度で執筆されています。

最前線の子育て論byはやし浩司 (ヤフーブログ) 最前線の子育て論(ヤフーブログ版)です。
教育に対して様々な情報を掲載しています。
主に先生の哲学者的な内容を見ることができます。
しかし、先生は博識ですね〜。
お孫様のかわいい画像と、日記、教育論を掲載しています。

Yahoo!ブックマークに登録 このエントリーをはてなブックマークに追加 Clip to Evernote