適切な幼児教育は後の人間形成において大変重要であると考えていますが注意していただきたいことがあります。
幼児教育は完璧な育児や教育を推奨するものではないということです。
・愛情が第一を忘れない
・他の子どもと比較をしない
・完璧主義にならない
・結果を期待しすぎない
・ゆったりとした心を持つ
子どもへの過剰な期待は親子共に大きなストレスになる危険性あります。
ゆったりと構え、少しくらい上手くいかなくても「まぁ、いっか。」に考えられることが幼児教育を続けられるポイントになります。
意識の違いについて はやし浩司先生の育児教室
昔、ブラジルのサンパウロへ行ったときのこと。
まだ日本人の観光客が珍しい時代で、行く
だから心の中で、こう思った。「日系人、日系人というが、ブラジル人ではないのか。どうしてブラジル人としてブラジル社会に溶け込まないのか」と。
たとえばブラジルにもドイツ系移民がいた。しかし彼らは移民したつぎの日から、「私たちはブラジル人だ」と言いだす。
私は当然その男性は、私に同意してくれるものとばかり思っていた。が、その男性は、私の話を聞くと、私に急に怒り出した。
「君は、ブラジルに移民した日本人の気持ちが理解できないのかね。向こうの人が、日本人の君を見て、なつかしいと思ったのだよ。それをうるさいとは何だ。どの国に移民しても、日本人は日本人だ」と。
日系人もそのうちの何割かはいる。たまたまプロ野球で活躍しているからといって、「日本人、日本人」と言うのはどうか。
アメリカ人の男性と結婚した、ユキコという女性は、私にこう言った。
「イチロー、イチローと騒いでいる日系人もいるが、彼らは、アメリカ社会に同化できない日系人ですよ」と。
ブラジル社会で、「日系人、日系人」と言っている日系人と、アメリカで活躍する日本人選手を、「日本人、日本人」と言っている日本人は、その底流でつながっている。
ともに日本という島国の中でしか、世界を見ていない。
ちなみにアメリカでは、選手の人種や国籍を口にするのは、タブー。人種差別につながると彼らは考える。
が、アナウンサーは最後の最後まで、野茂が日本人だということは口にしなかった(〇一年四月)。
ただ試合の最後で、「日本人のファンが喜んでいます」と、間接的な表現で、野茂が日本人ということをにおわせていた。
アメリカ人ですら、そこまで気をつかって、野茂を、アメリカ社会に迎え入れようとしている。
が、当の日本人は、あえてそれに逆行するようなことをして騒いでいる。皆さんには、このおかしさがわかるだろうか。
●キレる子ども | ●親に甘えない子ども |
●素直な子ども論 | ●よい親子でいるために |
●育児疲れ | ●顔の見えない親たち |
●子育て、はじめの一歩 | ●子どものトラブル解決法(1) |
●私のストレス発散法 | ●子どものトラブル解決法(2) |
●スキンシップ | ●世間体論 |
●真昼の怪奇 | ●時間論 |
●意識の違い | ●日本の仏教 |
●いこいと、やすらぎと、そして、いやし | ●妻の呼び名 |
●あなたの家庭診断(試作) | ●親の支配意識 |
●まじめな子ども | ●偏見と誤解 |
●別れぎわの美学 | ●同性愛 |
NO’1〜NO’24 | NO’121〜NO’144 | NO’241〜NO’264 |
NO’25〜NO’48 | NO’145〜NO’168 | NO’265〜NO’288 |
NO’49〜NO’72 | NO’169〜NO’192 | NO’289〜NO’300 |
NO’73〜NO’96 | NO’193〜NO’216 | |
NO’97〜NO’120 | NO’217〜NO’240 |
情報・画像の出展:はやし浩司先生
※このページの文章・及び画像の著作権は「はやし浩司」様が保有しています。
当サイトでは「はやし浩司」様のご厚意により許可を得て掲載させていただいております。
【はやし浩司先生のプロフィール】
1947年岐阜県生まれ。
金沢大学法文学部法学科卒業。
日豪経済員会給費留学生として、オーストラリアメルボン大学ロースクール(法学院)研究生、三井物産社員、幼稚園教師を経て、浜松市にてBW(ブレイン・ワーク)教室、幼児研究所を設立。
独自の哲学・教育論をもとに幼児教育の実践を行っています。
現在は教育評論家として、ホームページやブログ、メルマガ、ユーチューブ等を利用しながら執筆活動に専念しています。
●著書に「子育て最前線のあなたへ」(中日新聞社)、「おかしな時代のまともな子育て論」(リヨン社・2002年3月発行)、「ドラえもん野比家の子育て論」(創芸社)など、30冊余り。
うち4冊は中国語にも翻訳出版されています。
「まなぶくん幼児教室」(学研)、「ハローワールド」(創刊企画・学研)などの無数の市販教材も手がけ、東洋医学、宗教論の著書も計8冊出版されています。
●教育評論家、現在浜松市伝馬町でBW教室主催。
●現在は、インターネットを中心に活動中。
メルマガ・オブ・ザ・イヤー受賞(08)、
電子マガジン読者数・計3000人(09)、ほか。
「BW公開教室」を、HP上にて、公開中。
(HPへは、「はやし浩司」で検索、「最前線の子育て論byはやし浩司」より。)
過去の代表的な著書
・・・などなど30冊余り出版されています。