適切な幼児教育は後の人間形成において大変重要であると考えていますが注意していただきたいことがあります。
幼児教育は完璧な育児や教育を推奨するものではないということです。
・愛情が第一を忘れない
・他の子どもと比較をしない
・完璧主義にならない
・結果を期待しすぎない
・ゆったりとした心を持つ
子どもへの過剰な期待は親子共に大きなストレスになる危険性あります。
ゆったりと構え、少しくらい上手くいかなくても「まぁ、いっか。」に考えられることが幼児教育を続けられるポイントになります。
西暦二一〇〇年の世界 はやし浩司先生から子育てママへ
とても悲しいことだが、二一〇〇年には、人類は滅亡している。
よく気象学者は、二一〇〇年までに地球の気温は、三〜四度上昇すると言うが、そんな程度ではすまないことは、常識。
気温が一、二度あがると、不測の事態がまた別の不測の事態を生み、気温は二次関数的に上昇する。
たとえばシベリアのツンドラ地帯の凍土が溶け出す、海流が変化する、など。
その結果、地球の気温は金星並に、四〇〇度近くまでになるという説もある。
もちろんそうなれば、人類どころか、あらゆる生物が死滅する。いや、ごく一部の生物だけが生き残る可能性はある。火山地帯のマグマの周辺でも生きている微生物がいるということだから、そういう生物にとっては、四〇〇度なんてものは、どうということはない?
問題は、人類が滅亡することではない。
仮に人類が滅亡しても、ある種の生物が生き残り、そして人類がそうであったように進化をしつづけ、数億年後には別の知的生物になっている可能性がある。
そういう知的生物が、たとえばゴキブリが進化したゴキブリ人でもよいが、今の人類の化石を掘り返して、「おおきいな」「すごいね」「この化石は何の化石?」「昔しいた、バカナヒト・ザウルスの化石だよ」というような会話をすればよい。
人類はあまりにも勝手なことをしすぎた。その結果、人類が滅んだとしても、それこそ自業自得というもの。
問題はそのことではなく、気温上昇とともに、食料不足、水不足、それにともなく経済的混乱、戦争が各地で勃発すること。エイズのような病気がまんえんすることも考えられる。
そうなればなったで、この地球上は、まさに地獄と化する。人類は静かに滅亡する、あるいは滅亡できるような生き物ではない。
わずかな食料を求めて、隣人と殺しあうような地獄絵図が、それこそ日常茶飯事に起こるようになるかもしれない。
……というようなことを考えると、身のまわりの、ありとあらゆる問題が小さく見えてくるから不思議である。
もちろんここに書いたのは、ウソとまでは言えないが、そのまま信じてもらっては困る。
人類には、「知恵」という武器がある。
地球の温暖化をおさえるために、地球に亜硫酸ガスの傘(かさ)をかぶせるという方法もある。
食料不足にしても、遺伝子工学のレベルで、人工タンパクが合成されるようになるかもしれない。
地球温暖化は大きな問題だが、しかし人類がもつ知恵を信ずることも忘れてはならない。
たとえばたった一〇〇年前には不可能と思われていたようなことが、今ではつぎつぎと可能になっている。
あのドラえもんの時代にさえ不可能と思われていた「どこでも電話」が、今では携帯電話となって、それをもっていない人のほうが少ないくらいになった。
同じように今は不可能と思われているようなことが、一〇〇年後には、これまたつぎつぎと可能になることだって考えられる。
だから「今のレベル」を基準にして、一〇〇年後を考えてはいけない。
が、しかし油断してもいけない。地球温暖化は、もう深刻な問題になりつつある。
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【はやし浩司先生のプロフィール】
1947年岐阜県生まれ。
金沢大学法文学部法学科卒業。
日豪経済員会給費留学生として、オーストラリアメルボン大学ロースクール(法学院)研究生、三井物産社員、幼稚園教師を経て、浜松市にてBW(ブレイン・ワーク)教室、幼児研究所を設立。
独自の哲学・教育論をもとに幼児教育の実践を行っています。
現在は教育評論家として、ホームページやブログ、メルマガ、ユーチューブ等を利用しながら執筆活動に専念しています。
●著書に「子育て最前線のあなたへ」(中日新聞社)、「おかしな時代のまともな子育て論」(リヨン社・2002年3月発行)、「ドラえもん野比家の子育て論」(創芸社)など、30冊余り。
うち4冊は中国語にも翻訳出版されています。
「まなぶくん幼児教室」(学研)、「ハローワールド」(創刊企画・学研)などの無数の市販教材も手がけ、東洋医学、宗教論の著書も計8冊出版されています。
●教育評論家、現在浜松市伝馬町でBW教室主催。
●現在は、インターネットを中心に活動中。
メルマガ・オブ・ザ・イヤー受賞(08)、
電子マガジン読者数・計3000人(09)、ほか。
「BW公開教室」を、HP上にて、公開中。
(HPへは、「はやし浩司」で検索、「最前線の子育て論byはやし浩司」より。)
過去の代表的な著書
・・・などなど30冊余り出版されています。