適切な幼児教育は後の人間形成において大変重要であると考えていますが注意していただきたいことがあります。
幼児教育は完璧な育児や教育を推奨するものではないということです。
・愛情が第一を忘れない
・他の子どもと比較をしない
・完璧主義にならない
・結果を期待しすぎない
・ゆったりとした心を持つ
子どもへの過剰な期待は親子共に大きなストレスになる危険性あります。
ゆったりと構え、少しくらい上手くいかなくても「まぁ、いっか。」に考えられることが幼児教育を続けられるポイントになります。
神々との対話 はやし浩司先生から子育てママへ
女房とドライブしていたときのこと。あるキリスト教会の前を通った。
「人類が滅ぶときに、神の手で救われる」と教える教団の教会である。
私がそれを女房に説明すると、女房がこう言った。「ほかの人たちはどうなるの?」と。
地球温暖化がこれだけ現実のものとなってくると、「地球はあと一〇〇年ももたない」という説が、にわかに信憑(しんぴょう)性をおびてくる。
とくにここ数年の気温上昇(たった数年!)は、ふつうではない。この速度で上昇したら、西暦二一〇〇年までには、地球の気温は四〇〇度にまでなってしまう! (これに対して学者たちの予想では、二一〇〇年までに三〜四度。最大で六度前後となっている。)まさにそのとき、(あるいはそれ以前に)、「人類が滅ぶとき」がやってくる。
「信じた人だけが助かるというのは、卑怯(ひきょう)だ」と私。
「どうして?」と女房。
「もし、そんなに信じてほしかったら、神様も、今、ここに姿を現せばいい。そうすれば、だれだって神様を信ずるようになる」
「死んでからでは、遅いということ?」
「いいや。死んだとき、目の前に神様が現れれば、だれだって神様を信ずるようになる。それから信じても、遅くはない」
「神様は、信ずるのも、信じないのも、お前たちの勝手と、人間を突き放しているのではないかしら」
私たちは今、懸命に生きている。
野に咲く花や、空を飛ぶ鳥のように。地面をはう虫や海を泳ぐ魚のように。
そういう私たちを「まちがっている」と言うのなら、それを言うほうがまちがっている。たしかに人間は未熟で、未完成だが、しかし今、懸命に自分の足で立ちあがろうとしている。
医療にしても社会にしても政治にしても、もし今、ここに神様が現れて、病気を治したり、神の国をつくったらどうなるか。人間は自らの足で立ちあがることをやめてしまう。
あのトルストイも『カラマーゾフの兄弟』の中で、同じようなことを書いている。
しかしその懸命さが、思わぬ方向に進みつつある。
それこそ地球温暖化によって、人間どころか、あらゆる生き物まで犠牲になってしまう。
だったら今、「突き放している」ほうがおかしい。あるいはすでに神様は、地球そのものまで放棄してしまったというのか。
この問題は、「私たち人間は助かるべきか、それとも助かるべきではないか」という、究極の命題にまで、行き着く。しかしこれだけは言える。
仮に私たちの未来が絶望的なものであっても、最後の最後まで、足をふんばって生きる。
そこに「懸命に生きる人間の尊さ」がある。神様に救ってもらおうと考えるのは、まさにその人間の敗北を認めるようなものだ。
あとの判断は、それこそ神様に任せればよい。
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情報・画像の出展:はやし浩司先生
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【はやし浩司先生のプロフィール】
1947年岐阜県生まれ。
金沢大学法文学部法学科卒業。
日豪経済員会給費留学生として、オーストラリアメルボン大学ロースクール(法学院)研究生、三井物産社員、幼稚園教師を経て、浜松市にてBW(ブレイン・ワーク)教室、幼児研究所を設立。
独自の哲学・教育論をもとに幼児教育の実践を行っています。
現在は教育評論家として、ホームページやブログ、メルマガ、ユーチューブ等を利用しながら執筆活動に専念しています。
●著書に「子育て最前線のあなたへ」(中日新聞社)、「おかしな時代のまともな子育て論」(リヨン社・2002年3月発行)、「ドラえもん野比家の子育て論」(創芸社)など、30冊余り。
うち4冊は中国語にも翻訳出版されています。
「まなぶくん幼児教室」(学研)、「ハローワールド」(創刊企画・学研)などの無数の市販教材も手がけ、東洋医学、宗教論の著書も計8冊出版されています。
●教育評論家、現在浜松市伝馬町でBW教室主催。
●現在は、インターネットを中心に活動中。
メルマガ・オブ・ザ・イヤー受賞(08)、
電子マガジン読者数・計3000人(09)、ほか。
「BW公開教室」を、HP上にて、公開中。
(HPへは、「はやし浩司」で検索、「最前線の子育て論byはやし浩司」より。)
過去の代表的な著書
・・・などなど30冊余り出版されています。