勉強する意味

 

勉強する意味ってなんでしょうか?

勉強する意味?

人は皆、幸福になるために必要なことを考えて生きていかなければいけません。

人間の社会は考えていくことができなければ、幸福を手に入れることが難しくなるからです。

 
あまり好ましい言い方ではないかもしれませんが、現代社会での絶対的価値基準はお金です。
幸福を手に入れるためには、「日々の生活を送るのに十分なお金が必要」と考えることが必然と言えます。
安定した生活を得られることが幸福の土台となるからです。

 

この、「日々の生活を送るのに十分なお金」を手に入れるためには、社会の中で価値ある能力を身につけていかなければいけません。

 

生きていけば、大小様々な場面・局面に出会います。
その都度より良い選択をし、行動していくことができなければ、心身ともに苦労をしていく可能性が非常に高くなります。

 

もちろん個々の性格や能力、環境にも大きく影響されるので、一概に言えることではないのですが、勉強をしていかなければ身に付かない能力が無数にあります。

 

人の脳は絶えず成長と衰退を繰り返し、生きるために必要な様々な能力を作ったり、不要な能力を削ったりしています。※脳科学や大脳生理学などの詳しい内容は専門書をお勧めします。

 

脳は使えば使うほど、使った分野の脳機能が強くなり、使わない分野の脳機能は衰退していくということです。
特に幼児期はこの度合いが顕著に表れます。

 

人間が生まれながらに持っている能力は、後天的な成長や発達がなければ現代社会で生き抜く能力には成りえません。

 

その人の環境などによりますが、何もしない・考えないで生きていれば、何もできない・何も考えられない人になります。
普通に生きていれば、普通の人になり、常に考え、学習している人は、高い能力を持つ人になります。

 

継続すること、努力していくことで、使っている脳機能はどんどん強くなり、以前はできなかったことができるようになったり、解けなかった問題も解けるようになったりするのです。

 

勉強をする意味とは、
脳機能を高め、安定した生活を得られる能力・社会の中で価値ある能力を身に付けることの土台であり、将来自分の夢や願いを叶えるために必要なものと言えるのではないでしょうか?

勉強しないとどうなる?

さて、勉強をしないとどういうことになるのでしょうか?
※ここでの勉強は幼児期を過ぎてからのものです。幼児期は勉強の前の段階、学習準備をオススメします。

 

例えば、A君がサッカー選手だとします。
毎日練習を重ね、様々なトレーニングを積んでいます。
リフティングやドリブル、フェイントやチーム戦術など。
※個々の学習能力・習得能力に偏りがあることはここでは一旦度外視します。

 

10年間、毎日欠かさず3時間の練習の結果、リフティングは2000回、足はもちろん、腿、頭、肩、踵など体のどの部分を使っても100回以上できるようになっています。
ドリブルやシュート、基礎能力を高め、戦術なども熟知し、筋力も最高の状態になっています。

 

 

それでは、サッカー選手であるA君と、サッカーをしていない一般の人では、どちらがサッカーの能力が高いでしょうか?

 

説明することもないですが、やはり日々トレーニングを積んでいる「A君」の方が圧倒的にサッカーの能力が高いと言えます。

 

一般の人は、リフティングなんてほとんどできません。。。練習していませんから。
一般の人は、ドリブルやシュートもへたくそです。。。練習していませんから。。。などなど。

 

「サッカー選手じゃないけど、俺は上手いぞ!」なんて言う人もいるかもしれませんが、サッカー遊びなどの経験で脳機能が少し高くなっている程度です。
サッカー選手のA君には遠く及びません。

 

はじめから基礎運動能力の高い人の中には、サッカーの練習をしていなくてもそこそこできる人もいますが、A君のレベルはまったく異なります。

 

練習を毎日重ねることによってその脳機能が強くなっているからに他なりません。

 

これは、サッカーや運動に関わらず、なんにでも当てはまります。

 

勉強を10年間、毎日欠かさず3時間やっている人と、日々勉強をおろそかにしている人では、これも同じ結果となります。

 

毎日継続した勉強の習慣がなければ、きちんと習慣ができている人達よりも脳機能で遅れをとってしまうという結果に繋がるのです。

勉強でなくても良いのでは?

もちろん、勉強でなくても日々頭をフル回転させて様々なことに頑張ったり、挑戦したりしているのなら脳機能の向上は必ず出てくるでしょう。

 

体験による学習の方がより効果的な結果を生むことが多々あることも知っていますが、毎日となると話は別です。

 

勉強は、自分の能力に合った問題を毎日こなしていくことで安定的な能力アップが可能ですが、体験的な学習は、体系的な学習が難しく、学習効果は非常に不安定です。

 

一生心に残るような体験は、人生の中で非常に意味のあるものですが、毎日そのような体験が出来るわけではありません。

 

体験学習など考える場合は計画的に行うことで非常に高い効果を得ることができるでしょう。
机にばかり向かって勉強をするだけよりも、外の様々な世界に目を向け、定期的に新しい刺激を受けることでバランスの良い成長を期待できます。

 

体験的な学習とは異なりますが、小学生・中学生であれば、パソコン・学習漫画や歴史物のシミュレーションゲーム、DSの学習ゲームなどでも脳機能を高めるのに効果的なものもあります。
ただの勉強よりも楽しさがある分、中にはこういった学習アイテムを仕様することで成績がグングン伸びる子もいるようです。

 

一人一人性格が異なるように、勉強や学習スタイルも合う合わないが必ずあります。

 

もし、通常の勉強以外でも十分活用できると判断できるなら、どんどん利用していくことも良いと思います。

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