努力できる力

 

努力できる力(能力)

がんばったね。

子ども達を教育をする一つの目的として、将来成功(ここでは経済的成功とします。)できる力を持てるようにすることがあげられるかと思います。

それは、子ども達が自立し成人となった後(親の手から離れた後)も、自分の力で豊かな人生を歩んでいってもらいたいという親の願い(気持ち)があるからです。


この願いは過去も現在も未来も変わらず続いていくことでしょう。


過去・現在において、成功者(経済的成功者)と呼べる人達が共通して持っている能力は何でしょうか?
もちろん個人個人で言えば、様々な能力が必要であり、様々な条件も必要であると思います。


しかし、様々な分野で活躍されている人達において最も多く共通している能力は、「努力できる能力」だと思います。
成功者と呼べる人達の多くは、努力をすることの価値を知っている人達であり、努力をすることによって得られるものを良く理解しています。


中には傲慢ともとれる対応をする人や、自己評価が異常に高い人もいますが、成功者の多くは周りからの評価よりも自己評価が低いとも言われています。

自己評価が高い人は自分の能力を高く評価していますので、努力をすることを止めてしまいがちですが、「自己評価を自ら低く設定している人」は、自分に自信がないのではなく、更に高みを目指すためには努力が必要であるということを常に意識しているので、自己評価をあえて低くしている傾向にあります。
※自分に自信がなく、自己評価が低いのではありません。
※反対に自己評価が高く、物凄く努力もするという例外もありますが、非常に稀です。


この努力する力は、自然に身に付く(環境により)人もいますが、基本的に教育によって身に付くものです。


それは幼少期からの少しづつの体験が大きな影響を持っています。
集中力の続かない幼少期でも、親が子ども達のほんの少しの頑張りを見逃さない(気付く)ことが重要です。

「やったー!頑張ったね!」「○○を頑張ったらできたね!」と、頑張ったことを一緒に喜んで上げることは子ども達の自主性(やる気)を伸ばし、「またやってみよう」「また頑張ろう」という思いに繋がっていきます。

工作・折り紙や粘土、運動・スポーツ、歌・楽器、お勉強、なんでも構いません。
無理強いをしたりせず、次に繋がる「やる気」、頑張れる気持ちを少しづつ育てるが大切です。


親がいつも子どもの頑張りに気付かなかったり、興味を示さなかったりしていると、このやる気が育ちにくい状態になっていきます。
自主性(やる気)を育て、頑張ることの意味や価値をまずは経験・体験を重ねていくことが大切です。
※強制的な方法をとったり、できないからといって怒鳴ったり怒ったりすることはしないようにしましょう。

そしてある程度大きく(理解できる年齢)なってきた時、努力をすることの意味や価値をその都度言い聞かせてあげる(ピグマリオン効果)ことで、子ども達も努力することの意味や価値を意識的に気付く(認識)ことができるようになります。

この努力する意味・価値をしっている子ども達は、精神的にも大きく成長をします。


早い段階での精神的な成長は、成長曲線をより大きくすることができる成長の起爆剤です。
(子どもによって成長する時期、成長曲線は異なりますので周りとの比較はしないようにしましょう。)
やる気を育てることにより、努力できる力が育ち、早い段階での自立・精神的な成熟がより多くの成長・宝物を手に入れることができるようになります。


努力できる力はとても大切なのです。