離乳指導の歴史と実態

 
 

適切な幼児教育は後の
人間形成において大変重
要であると考えています
が注意していただきたい
ことがあります。
幼児教育は完璧な育児や
教育を推奨するものでは
ないということです。


 ・愛情が第一を忘れない
 ・他の子どもと比較をしない
 ・完璧主義にならない
 ・結果を期待しすぎない
 ・ゆったりとした心を持つ
 子どもへの過剰な期待は
 親子共に大きなストレス
 になる可能性があります。
 ゆったりと構え、少しくら
 い上手くいかなくても
 「まぁ、いっか。」
 位に考えられることが幼
 児教育を続けられるポイ
 ントになります。 

離乳指導の歴史と実態について   中島講師の幼児教育コラム

最近はアメリカを始め先進諸国では「離乳食は極力遅めに・・・」という方針に変更されつつあります。中島講師

しかし、日本は未だに昭和55年に当時の厚生省が「生後5ヶ月頃から離乳食を開始する」などのことをメインとしたスポック博士の育児法(昭和41年にスポック博士の育児書がわが国で翻訳された)を導入した母子健康手帳を大きく見直してはいません。

ハチミツを0歳代に与えないですとかSIDSについての記述などあまりに深刻な問題は多少微修正されましたが基本は未だに変わっていません。

この「生後5ヶ月からの離乳食指導」が始まった2年後から、アトピー、小児喘息が急激に増加したのです。
(数年前に大きな社会問題になった「キレる17歳」も実は正にこの「昭和57年生まれ」でした。それ以降、若年層の問題行動が相次いで指摘されています)


さて、なぜ今 アメリカ等は「離乳食は遅めに・・・」という指導に変遷していったのでしょう?

それは奇しくも厚生省が母子手帳にスポック博士の育児書を導入した昭和55年。

アメリカで「乳児ボツリヌス症により健康な赤ちゃんが突然死亡する」事件が多数発生しました。

緊急調査が行われた結果、原因はハチミツにあったことが分かりました。ハチミツの中にはボツリヌス菌の芽胞(胞子)が含まれています。

ハチは蜜を巣に運ぶ他に幼虫のエサとなる虫も捕らえて運びますから、この肉が腐敗しハチミツにも影響が出るのです。

ボツリヌス芽胞自体は人体になんら影響を及ぼしません。
大人の腸管は芽胞のような大きな物質は決して通さないので体内にボツリヌス菌が侵入する事はないのです。

しかし赤ちゃんの腸は母乳の免疫物質「インムノグロブリンG」を腸壁から吸収する為に腸がザルの目のように大きな分子も素通しするようになっているのです。

なぜなら、本来乳児期には「母乳以外」が赤ちゃんの口に入ってくることなどなかったのですから・・・。

ほんの100数十年前には「粉ミルク」も「離乳食」も存在しなかったのですから・・・。


ボツリヌス「芽胞」は人体になんら悪さをしませんが、これが赤ちゃんの腸管から体内に入り、発芽して「ボツリヌス菌」となってしまうと・・・命に関わる恐ろしい毒素を出すのです。


この事件を契機に、赤ちゃんの腸は大人の腸と異なり、タンパク質を消化(アミノ酸に分解)せずにすべて吸収してしまうことが分かりました。

腸を素通りして吸収されたタンパク質は抗原となって抗体を作るため、生後5〜6か月から離乳食を始め、赤ちゃんに大人と同じ食べ物を与えていると、アトピー性皮膚灸を皮切りとしてアレルギーマーチ(皮膚炎、喘息、小児リウマチ、心筋症、腎疾患、血液疾患、多動症、自閉症、てんかん等がマーチのように次々と起こること)に突き進むことになります。

 乳児ボツリヌス菌症事件以降、アメリカの良識ある医師は、

「2歳以下にとってタンパク質」は「ポイズン(毒)」として『スポック博士の育児書』を否定し、

母乳中心の戦前の日本の育児法に近い方法を取るようになりました。この医学の常識が日本には二十年間入っていないのです。


赤ちゃんの腸のザルの目も序々に閉じていきます。この事を「腸の閉鎖」と言い、生後6ヶ月頃から徐々に始まります。
完全に閉まるのは、早い子で1歳2ヶ月頃、遅い子は1歳半過ぎになるそうです。

しかし、腸管だけがすべてではありません。赤ちゃんの内臓の完成は、2歳半頃から、だそうで、解毒機能を司る肝臓に至っては完成は8〜9歳頃、と言われています。


現在の日本では「ハチミツは1歳以下の子どもに与えてはいけない」となっています。

しかし本家アメリカでは「5歳以下には与えない」事になっています。

また米国小児学会では2001年に、「母乳栄養児には6ヶ月前に果汁は決して与えてはならない」と禁止を勧告しています。

人間の小腸は、2%の糖分を含んだ食物の吸収が一番よく、そして果汁の糖度は平均11%もあるのです。

あまり糖分が多いと、糖分は大腸に運ばれ、細菌で発酵してガスを発生したり、下痢の原因にもなります。

アメリカに比べ日本の乳児育児の指導常識はあまりに危機意識が低くはないでしょうか・・・。


現在、小児科医も「離乳食は遅くとも10ヶ月以降には始めるように」と指導しているのがほとんどです。

研究がまだまだ進んでいない「赤ちゃんの腸」を考えるよりも「既存の栄養学をおろそかにして万が一栄養不足を招く責任」の方を重視し、「疑わしきは、疑わず」というスタンスをとっているのでしょう。

しかし最愛の我が子を抱く親にしてみれば「疑わしきは、与えず」という姿勢の方が当然ではないでしょうか?

次回は「乳児期に避けたい食物」について詳しくお話していきたいと思います。

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