保育ではなく教育を!

 
 

適切な幼児教育は後の
人間形成において大変重
要であると考えています
が注意していただきたい
ことがあります。
幼児教育は完璧な育児や
教育を推奨するものでは
ないということです。


 ・愛情が第一を忘れない
 ・他の子どもと比較をしない
 ・完璧主義にならない
 ・結果を期待しすぎない
 ・ゆったりとした心を持つ
 子どもへの過剰な期待は
 親子共に大きなストレス
 になる可能性があります。
 ゆったりと構え、少しくら
 い上手くいかなくても
 「まぁ、いっか。」
 位に考えられることが幼
 児教育を続けられるポイ
 ントになります。 

保育ではなく教育を!」中島講師の幼児教育コラム

 現在「子どもの教育」というと「家庭教育」「学校教育」「社会教育」の3観点に分けて論じられる事が多いようです。

そして「社会教育」とは社会の様々な場所で行われる「家庭と学校以外」のほぼすべての教育を指しているようです。
私はこの分類が「子育て」をかえってややこしくしてしまっているように感じてなりません。

家庭も学校も「社会の単位」「社会の一部」です。
そして「子育て」は当然ですが「親」の「仕事」です。

親は責任と愛情をもって「子育て」という仕事の手順について情報を集め、計画を立て、実行していく必要があります。

ここで注意したいのは、子育て以外のどんな仕事でもそうですが「一般に広く知られている情報は、あくまで平均的な方法、誰にでも出来る方法である」という事です。
「イロハのイにしか過ぎない」「古い情報で流行的に行われているだけかもしれない」
つまりは「最も望ましい方法ではない」という事です。
「より望ましい方法」は「自分から積極的に探しに行かなければ」得られないものなのです。

そして現在、社会が発信し広く普及している「子育て支援情報」は、はっきり言って「教育」ではなく「保育」の域を出ていない・・・。
と、そう思うのです。

アマラとカマラの話からもわかるように、動物としての「ヒト」は適切な教育を与えられて初めて社会的存在としての「人」になるのです。

「保育」は命を守り、体を育てること
「教育」は知能を豊かにし、心を育てること

子どものうちは早期教育なんて不要・・・とはなんという大誤解でしょうか。
早期教育とは「学校教育の 知識のみを 前倒しで 詰め込むこと」ではありません!

現在の子ども達や若者達の学習能力・体力が数十年前と比べて低下し、生活習慣の様々な乱れが問題になるのも「ゆとり教育」や「学校のカリキュラム」のせいではありません。
小学1年生に就学する以前の、それまでの「幼児教育」が不適切なので本来の6歳児たるべき「知能」が充分育っていないのです。

しかし
幼児期に難しい本がスラスラ読めたとしても・・・
足し算・引き算・かけ算がスラスラ出来たとしても・・・
だからといって 必ずしも知能が高いとは限りません
文字の丸暗記・四則計算法則の丸暗記は知能が高くなくても「訓練次第」で出来てしまうからです。

文字を読むことや数字や計算の仕組みを理解する事は知能を高める為の良い手立てにはなります。
ですから知能を豊かにする為に適切なステップを踏んで文字や数の学習をする事はとても良いのですが、しかし誤解しないで頂きたいのは

「字が読める事・計算出来る事 = 頭が良い・知能が高い  とは限らない」という事なのです。

「知能を高める為に」→「文字・数を学ぶ」
(目的)        (手法)
ならば良いのですが、ここでいつのまにやら
「文字・数で難しい問題が解ける」 →「理解せずに訓練による丸暗記で学習進度を稼ぐ」
    (目的)                (手法)
になってしまうと本末転倒なのです。

本末転倒だけならまだいいですが、漢字・計算の習得・百科事典的知識の丸暗記に力を注ぎすぎて知能を育てる事がおろそかになっては大問題です。
そして残念ながら、後者を「早期教育」だと信じて実践なさる方もおられるのが現状です。

本来、豊かな心と高い知能には密接な相関関係があるのですが、このような誤った情報丸暗記訓練による「早期教育もどき」の為に知能と心の成長に偏りが生じた状態「早期教育の弊害」と呼ばれているのでしょう。

お子さんに「一つしかない滑り台で大勢のお友達が遊びたいと言ったらどうする?」
とたずねてみましょう。
きっと「順番に仲良く使う」という答えがかえってくるでしょう。
幼稚園年長さんくらいになると
「並んでいる時に小さい子が入れてって来たらどうする?」と問えば
「友達と話し合って、小さい子を先にすべらせてあげる」という答えなどもかえってきます。

「順番に使う」「小さい子に譲ってあげる」などという行動は動物には出来ないことです。
これこそが人間の知能です。

「右脳開発教室に0歳から5年間も通っているのに、まだひらがなも読めない!ウチの子はどこかおかしいんじゃありませんか?もしかして脳に障害があるのでは?」と嘆かれ、相談にいらっしゃるお母様も多くおられます。

しかしお子様の様子を拝見すると、他者との関わりもスムーズ、オモチャや道具の扱いも優れている、何より自分より小さい子に対して大変心優しく接する事が出来る・・・

平均的な同年齢の子どもより充分優秀に育っているように見受けられる場合がほとんどです。さすが熱心に育児をしてこられただけあるな、と感心します。
しかし高額な英才教育教室には2歳頃から文字を読み、俳句や論語をスラスラ暗唱するお子さん達も多いですから、そういう「目に見えて比較しやすい部分」だけに捕われて我が子の素晴しい発達ぶりを見誤っているお母様が多いのですね。

食事を与え、適温に保ち、衛生的に留意するだけの「保育」は僅かな努力で出来ます。
しかし「知能を高め豊かな心を育てる」事、すなわち「教育」は「脳内のシナプスネットワークを作る」事ですから親が意図的に積極的に働きかけなければ望ましい神経回路を育てるのは難しいです。

「幼児教育」の適切な在り方が一般的になり、「保育」の域を超えた「教育法」が世論に肯定され、幅広く普及する日が来る事を心から願っています。

続きはこちら→知能と心は両立しない?


 


                      

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